どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「これ何? 緩み 」

「何これ? 」:隙間 「隙間があるから、冷風が吹き込む。 傷があるから、毒に犯される。 緩みがあるから、衝撃に崩れる。 頓着があるから、誘惑に乗る。」 (四十二章経) 心に、隙間、傷、緩み、頓着があると、心にスキが出来る。 常日頃から、心を強く持つ…

「これ何? 任命 」

「何これ? 」:本性 「ものごとは心にもとづき、心を主とし、 心によって作り出される。 もし、清い心で話し、行うと 福楽はその人につき従う。」 (釈迦) 心の本性は「善」でも「悪」でもなく、 多くの善を積めば良い心が作られ、悪行を重ねれば 心も悪と…

「これ何? 自我 」

「何これ? 」:間違い 「どんな方法でもよい、己の間違いを 人から直してもらうように、心がける べきである。」 (蓮如) 間違いに気づけば、他者からの忠告を 素直に聞き、我を強くし過ぎずに訂正すべきと しています。 【閑話休題】 間違いを間違いと気づ…

「これ何? 愚 」

「何これ? 」:天に唾 「悪人の賢者を害するは、なお天を仰いで 唾せんに、唾天を汚さずして、かえって 己が身を汚すがごとし。」 (四十二章経) 愚者の非難は、罵詈雑言の騒音であり、 それを受けると、一喜一憂し、心が乱れる。 むきになって応ずると、天…

「これ何? 変化 」

「何これ? 」:ラストバンカー 「変化への対応力とそのスピードが企業の 死命を制する。我々の最大の敵は時間であり、 時代の変化である。」 (三井住友銀行元頭取:西川善文) 氏は、バブル崩壊によって積み重なった膨大な不良債権処理に 大ナタをふるい、…

「これ何? 歌詞 」

「何これ? 」:小利口 「こんなに利口ぶって、こんなにバカになってしもうたのが、 人間というバカモノである。」 (澤木興道) *澤木興道 ( 1880 ~ 1965) は、明治~昭和期の曹洞宗の禅僧。 今日の曹洞宗の坐禅の普及に努めた人物。 【閑話休題】:歌詞 A…

「これ何? 役人 」

「何これ? 」:ニギニギ 「”役人の子は、にぎにぎをよくおぼえ” ”鯛ぐらゐ、ただうんうんと御挨拶” ”からすよりにくまれ口を尾長きゝ”」 (誹風柳多留) *誹風柳多留(はいふうやなぎだる)とは、 江戸時代中期から幕末まで、ほぼ毎年刊行 されていた川柳の…

「これ何? 決断 」

「何これ? 」:追従 「多数に追随するな。 自分自身で決断せよ。 そして人々をも納得させ、リードしていけ。」 (M・サッチャー) このことばを、「火中の栗を拾わされた」 新会長(橋本聖子氏)に送りたいと思います。 「行く」も「戻る」も、道は見えてい…

「これ何? 笑」

「何これ? 」:愛欲 「愛欲があれば、汚いものでもきれいに見える。 その美しい外形を避けよ。身は不浄であると 心に観じて、心をしずかに集中せよ。」 (釈迦) 好きになれば、相手の欠点も美点に見え、 不浄なものも良きものと思ってしまう。 外形に惑わさ…

「これ何? 妄想 」

「何これ? 」:妄想 TV1:番組表 「妄想が尽きて心が澄めば、あらゆる事象は 平等に現れる。 (妄尽還源観) 想像したものが、実際に存在すると思い込む 事が妄想である。 妄想が治まれば、ものをありのままに見られる ようになると説いています。 【閑話休…

「これ何? 弱者」

「何これ? 」:ポリティカル・コレクトネス(PC) 「強者を弱くすることによって、弱者を強くすることはできない。」 「言って欲しい事があれば男に頼みなさい。 やって欲しい事があれば、女に頼みなさい。」 (M・サッチャー) 【ポリティカル・コレクトネ…

「これ何? 核」

「何これ? 」:平和 「核兵器をもたない世界なんて、全人類にとって より安定を欠いた、より危険な世界となるだろう。 我々は核兵器のない世界ではなく、戦争のない 世界を目指すべきです。」 (M・サッチャー) これは「ダメでしょう」、「ダメでしょう」。…

「これ何? 反省 」

「何これ? 」:女性運動 「女性運動を声高にやる人は嫌いです。 男女の別に関係なく、人間は能力で決まる。」 「意見の一致には危険が潜む。何についても特定の意見を 持たない人々を満足させようと試みることになりかねない。」 (M・サッチャー) これらの…

「これ何? 味 」

「何これ? 」:優しいお味 「良き指導者は、好き嫌いの心がない。 あたかも大海があらゆる河川の流れを 呑み込んで、同一の塩味とするように 平等にして無私である。」 (華巌経) 心の広いすぐれた指導者とは、自身の好き嫌いや 身分の違いで、学ぶ相手を差…

「これ何? 思い込み 」

「何これ? 」:民主主義もどき 「欲情は思い込みと想像から生まれる。 この二つの心のはたらきが静まれば、 形も惑いも無くなる。」 (釈迦) 恋愛などにおいては、思い込みと想像により、 勝手に自分好みの人物像を作り上げ、妄信し裏切られる。 この繰り返…

「これ何? 老老 」

「何これ? 」:蜜 「道を修めるのは、ちょうど蜂蜜を中とか 周りとかの区別なしに舐めるに例える。 仏法は実践すれば、悟りを得る。」 (大智度論) 瓶の中の蜂蜜を見て、真ん中の方が濃くて おいしく、周りの蜜は薄いと思う人などいない。 この様に仏法も、…

「これ何? 血筋」

「何これ? 」:バラモン・JOC 「生まれで卑しい人となるのではない。 生まれでバラモンとなるのではない。 行いで卑しい人ともなり、行いで バラモンともなる。」 (釈迦) 高貴な者か、そうでないかは、生まれではなく 行いにある。 血筋や身分や地位は、只…

「これ何? 鍛錬 」

「何これ? 」:器に仕上げる 「道を修めるは、熱した鉄を鍛え、鍛えて 密にし、垢を除き、器に仕上げるが如し。」 (四十二章経) 道理を得るには、鉄を鍛錬するかのようにひたすら 不純物を除き続け、己の心身を鍛錬することとしています。 【閑話休題】:…

「これ何? 舟 」

「何これ? 」:視野が狭いなぁ~ 「この舟から水を汲みだせ。 君が水を 汲みだしたら、舟は軽やかに進むだろう。 むさぼりと怒りを断ったら、君は涅槃に 赴くだろう。」 (釈迦) *舟=人 、*水=貪り、怒りの心など 人の心には、知らず知らずのうちに、煩…

「これ何?  白骨 」

「何これ? 」:三日天下 「一期の栄華を案ずるに、この白骨を愛して 年月を送りぬ。 白骨に衣装で飾り、白骨の身をもって、 夜を渡るといえども、白骨もまた久しく 世に非ず。」 (源信) 人は、地位、名誉、富等が一瞬のものである とは知らず、それが永遠…

「これ何? 濁水 」

「何これ? 」:祈る 「濁水が澄むとき、清水が他より来て 澄んだ水となるのではない。 濁りが除かれた水がそこにあるだけである。 (大乗荘厳経論) 悟りに入った境地とは、悟った人格が新たに 出現した訳ではない。 悟った「自身(こころ)」がそこにあるだ…

「これ何? 女&男 」

「何これ? 」:道のり 「女人なのに咎がある。男子なのに徳がある。 悪人は男子も悪人なるあり。善人は女子も善人あり。 門法の願い、出離を求むること、必ず男子女人によらず。」 (道元) 残念ながら「女性蔑視」は、各国に色々な形で存在しています。 道…

「これ何? 富」

「何これ? 」:共に 「おびただしい富があり、食べ物がある人が 独り美味なものを食べるなら、これは 破滅への門である。」 (釈迦) 健康で衣・食・住の心配がなく多くの富が ある人が、幸せであると世間は思い込んでいます。 この幸せを、自分一人のものと…

「これ何? 体現 」

「何これ? 」:素質 「この法は、人人の分上にゆたかにそなわれりと いえども、いまだ修せざるにはあらわれず、 証ぜざるには、うることなし。」 (道元) 誰しも、ひとしくすぐれた人間性を備えている。 これは、素質として無限の可能性を秘めていると 言う…

「これ何? 不明」

「何これ? 」:まねる・学ぶ 「他人の過ちをまねてはならない。 己の徳を磨くべきである。 仏も他人の過ちを止めることはあっても、 過ちを憎めとは説いていない。」 (道元) 言葉も行いも、「まねる」ことから「学ぶ」。 善行はまねて、過ちはまねず、己の…

「これ何? 行い」

「何これ? 」:生まれ 「生まれを問うてはならない。行いを問え。 貧乏な家に生まれた人も聖者として 道心強固であり、恥を知ってつつしめば 高貴の人となる。」 (釈迦) 貧乏な家に生まれた人も、裕福な家に生まれた人も その様な状況には関係なく、貪りや…

「これ何? 鬼」

「何これ? 」:節分 「心汚れるがゆえに衆生が汚れ、 心浄きがゆえに、衆生浄し。」 (維摩経) 仏典では、心とは、「見る」、「聞く」、「嗅ぐ」、 「味わう」、「触れる」、「考える」の六つの はたらきを総じてあらわす言葉とされています。 この六つの中…

「これ何? 悪心」

「何これ? 」:協調 「むさぼりと怒りとおごりの悪心が己を害する。 例えば竹が実を結ぶと枯れるように。」 (釈迦) 「むさぼり」や「怒り」や「おごり」は、 己を害する前に、他者をも害している。 この様な高慢な行為を見せられた者も、 これに対抗するか…