どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「これ何? 詫」

「何これ? 」:注意・智慧 「智慧のない者には注意がない。 注意がない者には智慧がない。 注意と智慧をもつ者は、涅槃に近づく。」 (清浄道論) 心を統一し、注意する人は、世の道理を理解し ものの実態をも洞察できる。 【閑話休題】:厚生労働省 厚労省…

「これ何? 肌色」

「何これ? 」:天然(自然) 「花開く時、蝶来る。蝶来る時、花開く。 我もまた人の心知らず。人もまた我を知らず。 互いに知らぬも自然の法に従う。」 (良寛) 花が咲き、蝶が来るのか、蝶が来て 花が咲くのか。人の、まだ知らぬ者同士の 交流にも似たり。…

「これ何? 根 」

「何これ? 」:根元 「根を抜かないと、苗を切っても、また発芽する。 そのように煩悩の根を抜かないと、芽を出す。」 (倶舎論) 自身の「貪り」や「驕り」で、他者に対し「怒り」を 起こしていないか。 これらの煩悩の根本を立たなければ、また再び 煩悩が…

「これ何? 人権 」

「何これ? 」:快楽 「どんなものでも、心が快楽にくらまされて、 それに歓びを求めれば、それぞれのものは 千倍の苦しみに変じて現れる。」 (入菩提行経) すぎたる快楽は、後にわびしさだけが残る。 「歓楽極まりて、哀情多し」である。 【閑話休題】:撮…

「これ何? 聖火 」

「何これ? 」:幻想 「まさに住するところなくして、 しかもその心を生ずべし。」(金剛般若経) 世間は幻想にあふれている。何が現実なのかわからない。 そんな世間に拘りを持たぬよう、常に心に銘記すべきとしている。 【閑話休題】:聖火 聖火リレーは、1…

「これ何? 気遣い」

「何これ? 」:愚鈍 「我が身が愚鈍であるからと言って、 卑下してはならない。」 (道元) 愚かだから、性格や人間性も愚かとは限らない。 愚かさは学べばなおる。 人は、生来愚鈍ではないと認識すべきである。 【閑話休題】:お気遣いなさらぬように~ 手…

「これ何? 誤輪 」

「何これ? 」:病苦 「病癒ゆれば、多く慎みを忘れる。 すべからく安楽にも、つねに病苦の時を 思うべし。」 (貝原益軒) この体は、己のものと奢ってはならない。 順風満帆の時でも、艱難辛苦の時を忘れてはならない。 【閑話休題】:五輪 「五輪ピック」…

「これ何? 手洗 」

「何これ? 」:火宅 「三界は安きことなく、なお火宅のごとし。」 (法華経) 三界はわが身の事であり、絶えず湧き出ずる渇欲に 悩まされ、惑わされ、苦しむ。 火だるまになって駆けずり回る凡夫の姿がそこにある。 【閑話休題】:手洗 ハンガリー人の、ゼン…

「これ何? 顔 」

「何これ? 」:愛着 「天地の動きを見て、無常と思い、 山川の景色を見て、無常と思い、 万物の盛んな躍動を見て、無常と思い、 ものに愛着を持たなければ、悟りの境地に達する。」 (四十二章経) 万物は無常である。 そのまま感受しながらも、愛着すべきで…

「これ何? 差別 」

「何これ? 」:愛護 「人を愛護する四つ。 施し与えること、優しい言葉を語ること、 他のためを思って行うこと、他を差別しないこと。」 (釈迦) この四つの愛護は、人民を治め、一体となる方法として 国王に説いたもの。 【閑話休題】:ヘイトクライム 米…

「これ何? 欲心 」

「何これ? 」:捨て去る 「人が欲望のままに快楽にふけり、欲心で動くならば、 この世で名誉はいつも彼を捨て去る。 果実の落ちた木を、鳥が見捨てるように。」 (仏陀) 欲心は捨て去るべき、否 欲心を持つべきではない。 何時までも欲心を持ち続けると、名…

「これ何? 演出 」

「何これ? 」:体 「この体は己が作ったものではない。 この体は他者が作ったものでもない。 原因によって生まれたもの。 原因がなくなると滅びる。」 (釈迦) 体(身)は、種々の物質的要素が集まり、依存して作られたもので、 神の創造物ではないとしてい…

「これ何? 躾 」

「何これ? 」:結論 「眼で見せて、耳で聞かせて、して見せて、 ほめてやらねば人は出来ぬよ。」 清水浩龍) この人は、口で言うより己の行動で説明し、教育した。 弱点は、長所を伸ばすうちに無くなるとした。 子供の教育や、躾も同様である。 【閑話休題】…

「これ何? 規範」

「何これ? 」:悪業報(あくごっぽう) 「かの三時の悪業報、かならず感ずべしと言えども、 懺悔するがごときは、重を転じて軽受せしむ。 また減罪清浄ならしむるなり。 善業また随喜すれば、いよいよ増長するなり。」 (道元) 悪業報とは、善悪の行いが未…

「これ何? 宣う」

「何これ? 」:厚顔無恥 「一度起こした怒りや怨みは、小さくても その悪業の障りは日々に増大する。」 (慈雲飲光) 悪業の報いは日々大きくなる。 小さい悪業だとしても、決して侮ってはならない。 【閑話休題】:厚顔無恥 「国民の疑念を招くような会食、…

「これ何? 中国」

「何これ? 」:指摘 「過ちを指摘し、叱責する賢者に会ったら 宝のありかを告げる人のように交わるべきである。」 (釈迦) 指摘や叱責を拒む人は、己の姿を見失う。 指摘は素直に受け入れ、如何にすべきかは 自身で熟考すべき事である。 【閑話休題】:中国…

「これ何? 報」

「何これ? 」:疎か 「善をなすのを急げ。悪から心を退けよ。 善い事をなすのにのろのろしていたら 心は悪事を楽しむ。」 (釈迦) 善・悪の行いには、必ずや「報(むくい)」がある。 たとえどんなに小さな事でも、疎かにしてははならない。 【閑話休題】:…

「これ何? 解散 」

「何これ? 」:最後の一歩 「馬で行く事も、車で行く事も、 二人で行く事も、三人で行く事もできる。 だが最後の一歩は、自分一人で歩かねばならない。」 (ヘルマン・ヘッセ) どんな道のりを歩んだとしても、必ずや何処かへたどり着く。 【閑話休題】:V6 …

「これ何? 李下 」

「何これ? 」:君子 「李下に冠を正さず」 (古楽府) 君子たるものは、「嫌疑を受けやすい行為は避けよ」と言うこと。 現代は、この「君子たるもの」が激減しているみたいです。 【閑話休題】:go-to 「行政と企業等との癒着疑惑」、 この種のネタには、事…

「これ何? 桜 」

「何これ? 」:百花 「百花、春到って誰が為にか開く。」 (碧巌録) 満開の「桜」だけが「桜」ではない。 満開の時も、枯れ枝の時も「桜」はそこにある。 【閑話休題】:卒業ソング 近年の卒業ソングは、「仰げば尊し」に変わって 「旅立ちの日に」や「3月9…

「これ何? 古株 」

「何これ? 」:咲く 「古株の梅が今年咲く。永遠に古いものが常に新しい。 その新しいと古いの交錯、ここが仏法の極意である。」 (澤木興道) 「輪廻転生」、古きも新しきも交錯する。 生まれ出ずれば、必ずや死すること、世の理。 而して、また生まれ出ず…

「これ何? 浄土 」

「何これ? 」:功徳 「悪行の報いで地獄へ往く。功徳の報いで天に生まれる。 功徳の報いは人にとって来世に至る渡し場である。」 (釈迦) 功徳は来世(浄土)に至る渡し場になるとしていますが、 必ず行けるとは限らない。 凡夫に、そのような事は判らない……

「これ何? 会長」

「何これ? 」:悪行 「人の物を盗む訓練を重ねて泥棒になるのではない。 (訓練せずとも)盗んだその時が、すでに立派な泥棒だ。」 (澤木興道) 善人、悪人は訓練してなるものではない。 善行をしたら、その時善人となり、悪行をしたら その時悪人になると…

「これ何? 言語」

「何これ? 」:他人事 「言語はただこれ載道の器なり。」 (碧巌録) 言語は、道理を説明するための道具に過ぎないが、 言語で全てを明らかにすることは困難である。 しかし、文字や言葉を捨てればよいと言うことでは無い。 【閑話休題】会長①:説明責任 全…

「これ何? 無用」

「何これ? 」:無用の長物 「この臭い身体は、六十の腱で縛られ、 肉の漆喰を塗り固められ、皮膚の衣装で 身固めしている無用の長物である。」 (釈迦) 身体は、汚物の詰まった革袋の様であり、 本来廃棄してもよい代物であると言っています。 【閑話休題】…

「これ何? 不束 」

「何これ? 」:不届き至極 「悪い事をしたら、それを繰り返すな。 悪が積み重なるのは苦しみである。 善い事をしたら、それを繰り返せ。 善い事が積み重なると、楽しみである。」 (釈迦) 釈迦は、心を汚すな、人の身になり、力になる事を つねに忘れてはな…

「これ何? 元気 」

「何これ? 」:虚妄 「一切世間はみな妄想から生じている。 三界は虚妄にして、 これはただ一心の造作したものである。」 (華厳経) 迷いの世界(三界)や悟りの世界があると 人は考える。 しかしそれは、ただの妄想の産物に過ぎず、 空虚なものである。 世…

「これ何? 注視区域 」

「何これ? 」:知らずに 「知らずに悪い行いをする者の方が災いが大きい。」 (「ミリンダ王の問い」) 知らずにやったと言えば、許されてしまうことも 無きにしも非ずである。 しかし、悪いとの認識がないと言うことは、 問題の本質を全く理解していないの…

「これ何? 砲 」

「何これ? 」:厚顔無知 「恥を恥じとも思わず、人に嫌われながら ”俺は君の友だ”と言って、少しも善い事を しない人を、己の友とは思ってはならない。」 (ジャータカ物語) 現代は、いわゆるニセの親友や、知人が多すぎる。 形勢が不利になったら、すぐ翻…

「これ何? 治水 」

「何これ? 」:肉体・精神 「この身は、地・水・火・風の四大を かりに集めて、作り立てたものなり。」 (瑞龍鉄眼和尚) 釈迦は生類の体は、「肉体」(「地・水・火・風」)と 「四つの感覚作用」から成ると言った。 これらの集まりである身体は作られたも…