どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「道と徳、山と海(慈3)」

  道は山のごとく、登ればますます高し、

   徳は海のごとし、いればますます深し」    (瑩山禅師)

 

 *瑩山禅師は、鎌倉時代の禅僧。曹洞宗中興の祖(越前の人)。

 

 修行が進めば進むほど、その奥行きは深まってくる。

 

いくら「徳」をつんだと思っても、更に探求することが

際限なく深まってくる……

 

 禅師のことばは、簡単な表現ですが、人(僧侶)として進んで

いく道はどうあるべきかを示しているような気がします。

 

 私は、この禅師の言葉の冒頭の「道は~」、「徳は~」を

取って、勝手に「道徳」と呼んでいます。

 

 何か、ことば遊びをしているようで、申し訳ない気分です。

「徳」をつむには、まだまだ時間がかかりそうです。

 もう、後がない(?)と言うのに……

 

    緑陰に 借りて読む書は 龍之介

                 2020.06.07 moai291