「知らず脚跟下(キャッコンカ)に大光明を放つことを」
「脚跟下(看脚下)」と言う言葉は、他を論ずるより先に、
まず自己を見つめていく事をすべきと言う意味があります。
前ばかり見ていないで、足元をよく見よ、 そこに大きな
解決策があると言っています。
人は人生の悲劇に遭遇したとき、右往左往してしまう。
どの様な解決方法があるのかを模索するとき、
得てして根拠のない神頼みや、他者の意見に流されやすい。
解決策は、身近にあると言うのに。
道は、遠い彼方の深遠な哲理ではなく、生活するわれわれの
脚跟下にあるのであり、まず脚下を見つめる事から始まると
説いています。
私が今後人生の悲劇に遭遇したときには、
この様な境地になれるのでしょうか? 無理だと思います。
私があえて言うなら「遠くを見据え、足元を看よ」かな。
何しろ私は 「生身の人間」なのですから、
右往左往してしまう私の方が、人間的かなとも
思っています (開き直りの極み)。
まだまだ修行が足りないと思い知らされる
今日この頃です。(私は、修行僧ではありませんが……)
騙すこと 騙さるるのも 蜃気楼
2020.06.13 moai291