「これ何? 」:命の別名
「五尺の身体を五尺に使うのは、えらい下手糞なのだ。
五十年や八十年や百年の寿命で死んだらバカらしい。
永久に死なない、永久に宇宙いっぱいの仏さまとちっとも
違わない人間になるのが、仏道の行ちゅうことなのだ。」
(澤木興道)
五尺の体を、五尺にすら使えない「吾」がここにいる。
「生物」と「無生物」の違いは何なんだろうか。
両者とも、細かく物理学的に突き詰めれば、
物質は分子・原子で構成され、 原子は原子核と電子から成り、
つまり、物質は素粒子でできているとも言えます。
「岩石」や「人間の肉体」も、その分子工学的な組成は変わらない。
では、人間にはなぜ「意識」と言うものがあるのでしょうか。
意識とは何なんでしょうか?
ひょっとして、見方を変えれば「岩石」にも、
意識があるかもしれません。
全ての理(ことわり)を物理学のみで解明することも無理があり、
宗教のみで解明する事にも無理があるのでしょうか?
こんなくだらないことを時折考える秋の夜長です。
なぜか、中島みゆきの「命の別名」の歌詞が耳奥に残っています。
* 孫来る 敬老の日の 背伸びかな
2020.09.25.moai291