「これ何?」:薪と火
「身は乾ける薪の如く、瞋恚は火の如し。
他を焼くことを能わずして、まず自らの
身を焦がす。」 (大荘巌経論)
ややもすると人は、思い通りにならないと、
その怒りを外(他者)にぶっつける。
自身の外に向かって怒りをぶっつける訳ですが、
その怒りは、自分の中にも内在していて
消えることなど無い。
そして外に向けた怒りは、他者をも傷つけ
自身の怒りも収まる事はない。
「カッ !」としたとき、どのように自制するかの
手立てを、個々人で確立しておくべきなのでしょう。
* 石鹸の香 手のひらに消え 愁思
2020.10.24.moai291