「これ何? 」:極楽浄土
「人が自ら業を作り、死んでゆくのは
蚕が自ら糸を吐き、繭を作り、その中で
死んでゆくがごとし。」 (大宝積経)
この経典では、人が生前積んできた「業」は
消えてなくなる事はなく、来世に運ばれると
説いています。
人は、生きていくうえでは、必ずや「善行」、
「悪行」の「業」をつくる。
生きると言うことは、この「業」を
つくることの繰り返しでしょう。
生前積んできた「善行」と「悪行」の数や
その比率が問題ではなく、その一つ一つが
全てのものに、どう受け止められていたか、
と言うことが重要なのでしょう。
「善行」の数が、トータル数で多いから
” 極楽浄土へ行ける ” ?
そんな甘いものでは、おまへんで ~
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
の意味は深長である。
* 大雪や ひとり身の夜の 空寒し
2020.12.22.moai291