「これ何? 」:思い出
「思い出は夢と見、感覚するものは
いなびかりと見、心の知覚は
雲と見ること。」 (大乗起信論)
「思い出」は、夢のように消え去り、
人の五感の「見る」、「聞く」、「嗅ぐ」、
「味あう」、「感触れる」も瞬時に消え去る。
人の知覚も、雲のようにすぐに消え去るものと
しています。
みな無常と説いています。
夢のように瞬時に消え去る「思い出」でも
どなたかの心の片隅に、少しでも残っていれば
価値あるものと言うことなのでしょう。
*冬の空 ひかりのなかの モノクロム
2021.01.11.moai291