どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? バブル方式 」

 「何これ? 」:日常
 
 「企つ者は立たず、跨ぐ者は行かず。」 (老子
 
 つま先立ちをしている人は、何時までもそのまま
立ち続けることは出来ない。
 また、大股で歩く人は、何時まっでもその状態で
歩き続けることなど出来ない。
 日常的な安定した姿(態度)が大切と教える。
 
閑話休題「バブル方式」
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止策の一つ。
 国際的なスポーツ大会で、選手や運営関係者を隔離し、
外部と接触させない方式。
 泡(バブル)の膜でとり囲むように、内部と外部を遮断する
ことから命名された。
 
「安全確認手法」
 ・入国前のPCR検査、入国後のPCR検査。
 ・大会期間中にも定期的に検査。
 ・移動制限・行動制限も厳しくし、「ホテルと練習会場・会場」
  以外への移動は原則禁止等。 etc
 
「課題・問題点」
 規模が大きくなるほど、バブルの穴が開く可能性が増大。
 ・バブルの枠に入る前に感染していた場合の対処法。
 ・事前合宿は全国各地で行われる場合があり、移動リスクがある。
 ・感染者が出た場合に、バブル内で感染が広がってしまう可能性。
  その具体的な対策が不十分。
 ・PCR検査の偽陽性偽陰性などの問題。
 ・報道機関へ移動制限をかけることについては、
  報道の自由の侵害との指摘がある。
 
 大会規模の大きさ、関係者の多さを考えても、
他のスポーツ大会と東京五輪とでは全く異なる。
 このバブル方式による防御では困難と考えられる。
 
 無症状の場合は、抗原検査では感染者の半分を
見落とす可能性がある。
 大流行している国からも選手が来るので、陽性者との
接触をゼロにするのは無理。
 
 政府は 五輪開催ありき” の考えでしかない。
本来であれば国民が納得できる様に、危機管理対策について
事前に詳しく説明するべきであるが、そこが全くできていない。
 
 そもそも、どう対処するか判断が出来ていない(出来ない)ので
国民への説明など出来るはずもない。
危機管理そのものが出来ていない事が、大きな問題点でしょう。
 
 何故、五輪を強行開催するのかどうしても解せない。
せめて、昨年は「延期」したのに、なぜ今年は「開催」
出来るのか位は、説明して欲しい
 
「誰も責任を取らない五輪」がもうすぐ開幕します。
(楽しんで応援出来る様な余裕などありません。)
 
 * 夕凪や 日暮れは吾子の 傷の跡
             2021.07.12.moai291