「何これ? 」:慈しみ
「母が己の独り子を、命を賭けて護るように、
一切の生類にも無量の慈しみの心を起こさ
なければならない。」 (釈迦)
母はわが子の苦しみや痛みを、わがことのように
受け止める心情を、他者に対しても持つ事が
慈悲であると説く。
【閑話休題】:「眼育ブロジェクト」
多用化や生活様式の変化により、児童生徒の近視が社会問題と
なっています。
1,目的
子供の時期から「目の健康づくり意識」を高めてもらうために、
「眼育(めいく)」という言葉を全国に発信しています。
眼鏡フレーム国内シェア約 9 割を占める「めがねのまちさばえ」。
「眼育(め いく)」を発信することで、幼少期の視力不良の
早期発見や目の健康推進だけでなく、眼鏡、レンズの大切さも
知ってもらうことを事業推進の目的としています。
1,取り組み
①「視覚検診の充実」
・3歳児健診での屈折検査の導入、
弱視の早期発見・治療の開始。
・4歳児視力検査を保育所(園)・幼稚園で実施
3 歳児健診での見逃し防止。
・視覚の感受性期の子どもの視機能管理
弱視の早期発見・治療開始、知的な発達遅れのスクリーニング。
・就学前健診視力検査の単独実施
就学前の最終チェックと学習の遅れなどを未然に防止する目的。
・屈折検査の実施
平成 31 年度から全児童を対象に、2日間実施。
②「視覚教育・研究の充実」
・原因究明を新潟医療福祉大学石井教授と連携して、
水晶体の過緊張による近視化とスマホゲームの
関連性を調査し、近視予防に繋げています。
・スマホゲームと視機能の関係調査
ゲーム中の調節力、スマホと動体視力の関係等
・他覚的屈折検査による遠視、近視、乱視等の検査
装用群と非装用群の視線解析(照明の影響、疲労度、作業効率 など)
子どもから高齢者まで、パソコンやスマホなどで疲れた目を癒す
ための体操や、筋力強化を行うなど の目の健康づくりを推進。
人間の情報は約 80%が目から入ってくると言われています。
目の機能は、就学前後の幼児期までに、ほぼ完成されると
言われています。
「検診行動」と「予防行動」の二本立てで、
児童生徒の目の健康を守って行きたいものですね。
* 風が来てそっと燈籠流しけり
2021.09.26.moai291