どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 寂庵(ジャクアン)」

 「何これ? 」:煩悩
 
 「すべての煩悩は、仏になる種子である。」
             (『維摩経』)
 
 生きている限り、人は煩悩から逃れることは出来ない。
しかしそれを制御する事は、「仏」になる要素ともなり得る。
 
閑話休題:寂庵(ジャクアン)
      「冬ざれや”寂庵”の今静かなり」
 
瀬戸内寂聴」様については、
 この人の人生そのものが、「小説」です。
 この人自身が、おおきな作品です。
 
 人の何倍も何十倍も生きた人生だったと思います。
 
 「人間は愛に始まり、愛に終わる。
 でも、人間は生まれながらにして孤独なのです」。
 「生きることは愛すること」……よく口にされていた言葉です。
 
 一遍上人の、「されば人と共に住するも独りなり」という
言葉を愛し、「一遍上人のように、一人歩み続け、野に果てる
人生を送りたい」と語っていたそうです。
 
 とにかく明るい性格がよく出ていて
法話にも、感心させられることが多々ありました。
 
 ご冥福をお祈り申し上げます。
 
* 寂聴忌「寂庵」に聞く笑い声
              2021.11.13.moai291(合掌)
  ※「寂聴忌」を季語扱いとして使っちゃいました。