どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 配布冊子」

 「何これ? 」:学ぶ
 
 「道を学ぶは、明かりを持って暗室に入るがごとし。
  道を学び、道理を知ると、知らないことがなくなる。」
            (『四十二章経』)
 
 世間は無常であると言うことを理解できれば、
むさぼりや怒りなどに悩まされることは無くなる。
 
【閑話休題】:“ネトウヨ本”
 自民党本部が全議員に“ネトウヨ本”とも
 おもわれる資料(冊子)を議員に配布。
 
 今回の衆議院議員選挙に先立ち、
6月中旬に自民党本部から全所属議員に配布された冊子。
 
 その内容とは?
 
 冊子の表紙には、次のようなタイトルが付けられていた。
  『フェイク情報が蝕むニッポン、
     トンデモ野党とメディアの非常識』
 
 「野党」や「一部のメディア」をディスル内容です。
 “ネトウヨ本”と言ってもいい内容と感じられます。
 
 党本部によれば、「(演説などのための)参考資料として配布した」
そうです。
 
 「この冊子の作成者は『保守の立場から論じている』とでも
言いたいのでしょうが…………
 
 記事の内容は、野党に対する悪意や中傷だけが目につきます。
このような内容を拡散することで、広く共感を得られると
でも思っているのでしょうか?
 
 議席を争う相手とはいえ、野党の議員に対して挑発、罵倒、冷笑、
揶揄などをするとは、何ともはやです。
 
 野党に対するこうした言動は、そのまま野党を支持した国民にも
向けられた事になると、何故気がつかないのでしょうか?
 
 議員を罵倒することは、その議員に一票を投じた国民をも
罵倒していることになるのです。(与・野党に限らずです。)
 
 一体、この冊子目的は、何なのでしょうか?
 実は作成者も明らかになっていない様です。
「テラスプレス」というインターネットサイトに掲載された記事に
加筆修正したものだという説明がなされています。
 
 しかし、そもそも「テラスプレス」というサイト自体、
執筆者・運営元が一切明らかにされていない正体不明の存在です。
 
 この正体不明の冊子(資料)を、堂々と自民党議員全員に
配るとは?
 
 自民党本部が配っているようですが、
出所も分からない資料をよくも配れたものです。
 自民党本部には、誰かチェック出来る人材はいないの?
 
 イヤ、分かっていて「ヤッタ」のでしょう。
自民党と言う党は、何とも情けない方向へ行ってしまって
いるようです。
 
 他者に対し「敬意」を払わない自民党に何が出来る
のでしょうか? 
(何もできやしない。 野党も同じか………)
 
 将来が不安です。 今も不安です…………
 
* 白秋忌柳川の町ただそこに
      2021.11.15.moai291