どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? ブースター接種」

 「何これ? 」:この世
 
 「この世における人々の命は、定まった相なく、
  どれだけ生きられるか解らない。
  いたましく、短くて、苦悩をともなっている。」
             (釈迦)
 
 人は、生まれたのだから、死から逃れる事など出来ない。
たとえ長寿であろうとも、つねに死を意識せざろう得ない。
 
閑話休題:ブースター接種(新型コロナワクチン)
      ブースター(booster)とは「(薬の)効能促進剤」
      などを意味することば。
 
 当初の規定回数を超える接種は「ブースター接種」と呼ばれ、
低下した免疫を再び高める効果があると期待されています。
 
 この「ブースター接種」にあたっては、
「リスク」より「効果の方が大きい」などと
簡単に言っている人が多すぎるようにも思われます。
 
 2021年11月11日、日本でもファイザー社の
新型コロナワクチンの18歳以上に対する追加免疫
(ブースター接種)の薬事承認がなされました。
 
 国連は、追加接種(ブースター接種)の導入は
エビデンスに基づき、最も必要としている集団を対象
すべきであるが、現在のところエビデンスが限定的で
あることから、当面は一次接種の世界的な接種率を
高めることに重点を置くべきとしています。(8月10日)
 
 ワクチン効果が時間と共に低下していくことは、
科学的証拠として確立されてきています。
 
 長期の効果が分からないと、追加接種を数か月ごとに
今後永遠に続けなければならない状況にも陥ってしまいます。
これを続けるつもりですか? 続けられますか? 
(製薬会社は、大儲け………カモ……)
 
 WHOやFDAの科学者達の論文を要約すると、
 ①免疫不全の人や、2回のワクチン接種で効果がなかった人には
  ブースター接種が必要かもしれない
 ②ブースター接種は、広範に実施できるほど、安全性が確認されていない。
 ③ワクチンの効果とは、基本的には短期的な感染予防効果よりも
  長期的な重症化予防効果を期待する設計になっている。
 ④現在使われているワクチンをブースター接種し続けていくと、
  新たな変異株が出現する可能性がある。
 
 この結論としては、
 今のワクチンは、”感染予防”よりも”重症化予防”に効果を発揮しており、
今後の見通しが立たないまま、短期的な感染予防目的にブースター接種を
広く行うことは、安全性や長期的効果、新たな変異株出現の可能性などの
リスクもあるので、妥当ではないと言及しています。
 
 必ずしもブースター接種を、全て否定しているわけではありません。
免疫不全者や免疫が付きにくい人へのブースター接種に関しては、
科学者たちも特に否定はしていません。
 
「ワクチン効果」と簡単に表現している記事や報道に接した際には、
それが”感染予防効果”なのか、”重症化予防効果”なのかを
見極める必要がありそうです。
 
 ブースター接種を行うにあたって、「ワクチンを何のために
接種するのか」についての意思統一や詳しい説明がなされないまま、
機械的に接種を進めようとしていることが気がかりです。
 
 「リスク」より「効果の方が大きい」などと
簡単に言わないで欲しいもの………………
 
 「ブースター接種」は、一律に行う様なものではなく、
リスクの高い人から接種すべきと思いますが……
如何でしょうか?
 
 これって、間違いなのでしょうか?
(簡単に、三回目実施は勘弁して欲しいと言う気持ち………)
 
 漱石忌ノラ猫の眼も伏し目がち
           2021.12/07.moai291