どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? デジタル人民元」

 「何これ? 」:財
 
 「人命は無常である。財物は稲妻にようである。
  人に乞われなくても施与すべきである。」
           (『智度論』)
 
  財は、あの世まで持ってはいけない。
  財産を抱え込まず、分かち与えるように心がければ、
  信頼も得られる。
 
閑話休題:デジタル人民元
   デジタル人民元の基本的な特徴と仕組み
 
 デジタル人民元とは、中国が導入への動きを進めている
中央銀行デジタル通貨。
 
Ⅰ、 中央銀行デジタル通貨とは、次の3つの要件を備えたもの。
 (1)デジタル化されていること、
 (2)法定通貨であること
 (3)中央銀行の債務として発行されること
 
 法定通貨であることや、中央銀行の債務として発行されると
いう点が、暗号資産や電子マネーと異なります。
 
Ⅱ、「デジタル人民元の特徴」
 特徴となっているのは、「間接型」の発行という点。
「間接型」の場合、間に民間の市中銀行が介在するのが特徴。
 
 ・「直接型」の発行では、中央銀行が消費者や企業などの
  ユーザーに対して直接通貨等を発行(現行通貨)。
 
Ⅲ、「間接型」で発行されるデジタル人民元の仕組み
  市中銀行が、中国人民銀行中央銀行当座預金に準備金を預ける。
  ①に基づき中国人民銀行市中銀行へデジタル人民元を発行。
 
Ⅳ、市中銀行」と、「ユーザー(消費者や個人・企業)」との関係
市中銀行⇔ユーザー
 ユーザーはスマホなどに専用アプリを入れて、デジタルウォレットを作成。
 (市中銀行からデジタル人民元を受け取ることが出来る。)
 
市中銀行⇔ユーザー
 ユーザーは紙幣(現通貨)を市中銀行に持ち込んで、
 デジタル人民元を受け取ることも可能。
 また保有するデジタル人民元の預け入れも出来る。
 
 流通については、市中銀行間・ユーザー間で、
  デジタル人民元の相互受払いが可能。
 給与の受取や店での支払い、個人間でのやりとりなどが出来る。
 
Ⅴ、デジタル人民元の導入目的
  デジタル人民元の導入は、国内経済の監視・統制をより強化し、
 全ての資金の動きを把握するのが目的と思慮される。
 
  いわゆる「金に色を付ける」と言う事。
 何時、何処で、誰が、どの位の金額を支払ったか、
 又は受け取ったか、などの民のお金情報の流れが
 全て中国政府には明らかになってしまう。
 
 「へそくり」も出来やしない………
 お代官様への賄金(ワイロ)も出来ない………
 こっそり「エロ本」を買ってもバレる………
    (クソ~、苦笑?)
 
 現在は、世界経済においては、米ドルが基軸通貨
なっていますが、デジタル人民元には、この状況に対抗する
狙いもあるようです。
 
 * 風やわらか栞は何処へ消えたのか
           2022.03.12/moai291