どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? ゆかし 」

 「これ何? 」:自己広告
 
 『「なおゆかし 声もなくゆく 時鳥(ほととぎす)」
  黙って時鳥が飛んでいくように、自己広告もせずに本当に
  自分でもって声もなく行くのには、よほどの宗教的内容が
  なければできない。これがすなわち悟道である。』澤木興道
 
  他人に棹さされない生き方、
  余分な自己アピールをしない生き方、
  自己の考え方を信じていく生き方、
 
 しかし、たまには他の生き方も知りたいものです。
 時鳥も、いつかは鳴きます。
 その鳴き声を聞くことも、たまには必要かと………。
 
 *背表紙は ドナルドキーン 檸檬の香
        2020.09.11.moai291

「これ何? あんな 」

 「これ何? 」:一億総評論家
 
 『人生とは矛盾である。
  「あいつあんなことしやがった」と言いながら、
  じつは自分もしたいことだったり。』 澤木興道
 
  「あんな若い嫁を貰いやがって!」
  「あんな豪邸に住みやがって!」
  「あんな高級車を乗り回しやがって!」
  「あんないい大学に受かりやがって!」
  「あんな「案里」が議員だなんて!」(これは違うナ)
 
 一億総評論家の時代、自己の欲望の裏返しとして
それぞれが、安易に論評をしてしまう時代なのでしょうか。
 いい悪いは別にしても………
 
  * 檸檬買ふ  米津玄師を口ずさみ
        2020.09.09.moai291
 

「これ何? 火 」

「これ何?  」:火巌経
 
 「火を鑽る時、熱くならないうちに止めると、
  火は起こせない。」  (火巌経)
 
  ・火を鑽る時=火を起こすとき
 
 何事も中途半端では「ダメ」と言うこと。
 
 しかし、何処までが「中途半端」なのか、
物事を「どこまで突き詰めればよいのか」は
凡夫の私には、よくわからないことが多い。
 
  * 鳥隠る 二百十日の 風の音
      2020.09.07.moai291

今週の「備え:それが無い」

今週のお題「もしもの備え」

 

 防災についての「もしもの備え」は、「ヒト」でしょう。

どんなものを備蓄していても、それを有効に活用するか否かは「ヒト」です。

 

 つねに防災を意識し、地域に協力できる「ヒト」を養成しておくことが

根本的な対策になるのでしょう。

 

 ア! それから「もしもの備え」として大事なのは、

「現金」でしょう。

 

 しかし、残念ながら「それが無い」。

皆様方の深いご理解とご協力の程を………

       (火事場泥棒モドキより)

「これ何? 自然体」

「これ何? 」:自分
 
 「野鳥自啼花自笑:野鳥は坐禅している人に、ひとついい声を
  聞かしてやろうと思って鳴くわけでもなく、
  花も人に美しく思ってもらおうと咲くのではない。
  不干岩下坐禅人:坐禅人も、悟りをひらくために坐禅しているの
  ではない。みな、ただ自分が自分を自分しているのである。」
                     (澤木興道
 
 自身のポジションで精いっぱいの事を行う。
 個人主義的であって、利己主義的ではない「いきかた」が
ここにある。
 
 「個人主義」と「利己主義」は、字面は同じように見えても
その根本は、天と地ほどの違いがある。
 ・ドイツのメルケル首相:個人主義的。
 ・アメリカのトランプ大統領:利己主義的。
 ・日本の管官房長官(首相?):集団主義的?
 
  * ここを死守 権利主張の 子持ち猫
                     2020.09.05.moai291

「これ何? 自在 」

「これ何? 」:自分のもの
 
 「よくよく探ってみると、自分の思うように自由のきくものは何もない。
  これは一生涯辛抱しなければならぬ。
  辛抱せんでもよいことは何もない。
  それは自分のものというものはないからである。」 (澤木興道
 
 「自分の思うように自由のきくものは何もない」から
人生は「おもしろい」とも言えます。
 
 たまには、「自分の思う様にいって欲しい」と
思うのは、私だけでしょうか。
 
 しかし、まず「自分が何を思うか」が問題とは思いますが………
 
  * 炎昼や 逃亡犯の 気配消ゆ
      2020.09.03.moai291

「これ何? イメージ 」

「これ何? 」:刷り込み
 
 「人間というのは暑いときに「ああ暑い、暑い」と言うと、
  余計に暑い。そのときにそっとしておるとそんなでもない。
  われわれは言葉にすることによって、
  余計それに囚われるのですね。」  (澤木興道
 
 そうは言っても、今年の暑さは尋常ではない。
大声で「暑い!」と言って、暑さを吹き飛ばしたい気分です。
 
 言葉によって、イメージを定着させる商業的な例としては、
大手広告代理店の「電〇」や「博〇堂」などが創るキャッチコピー
があります。
 言葉にすることによって、イメージを刷り込む戦略です。
 
 「Go-to…」も、内容は別にしても、イメージ的には
よくできていると思います。
 
 ひたすら暑さを我慢することも、修行の一環であると思えば、
腹も立たない……と思う。
 
  * オペラ歌手 一寸先は 薔薇の海
        2020.09.01.moai291