どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

2020-01-01から1年間の記事一覧

「これ何? 利行 」

「これ何? 」:明日から 「利行は一法なり。 あまねく自他を利するなり。」 (道元) 他者のためを思って行う唯一無二の行為は、 自分も他者をも利益を受ける事になると説いています。 この一年、自分はどれだけ他人のために 行動が出来たのだろうか? 「新…

「これ何? 朝夕」

「これ何? 」:生死 「朝早く見かけた人も、夕方会えない人がいる。 夕方見かけた人の中にも、朝早く会えない人がいる。」 (ジャータカ物語) この世は無常、人の生死は予測できない、 死は、時間・場所を選ばせてくれないと 言うことを教示しています。 人…

「これ何? 住む 」

「これ何? 」:開放 「善人と住むのが良い。 善人に親しみ近づくのが良い。 さすれば、善人の教えを受けて、 すべての苦しみから開放される。」 (釈迦) 「善人」と近くして、その教えを授かれば 苦しみから開放され、救われるとしています。 誰しもが「善…

「これ何? 悠久 」

「これ何? 」:奢れる人 「奢れる人久しからず、唯春の夜の夢のごとし。 猛き者も遂には滅びぬ、 偏に風の前の塵のごとし。」 (平家物語) 世の無常を説いています。 (祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり~ ) しかし、現代では、政治家の地位や権力の …

「これ何? 善友 」

「これ何? 」:来世への 「慈母こそが我が家の善友である。 事ある時には朋友がいつも善友である。 己が積んだ功徳は、来世の善友である。」 (釈迦) この世で「善友」と呼べるものは、家では 「母」であり、社会では「朋友」であるとしています。 また、多…

今週の「買わずに良かった2020 No,1 」

今週のお題「#買って良かった2020」。 今回のお題は、引き続き「買って良かった2020」。 「買って良かった2020」かぁ~。 「2020」と言う物を、買った覚えは、全く無いデス。 「2020」は、何処にも売っていませんでした。 しかし、そう言えば「2020」には、 …

「これ何? 愚か 」

「これ何? 」:固定観念 「すべて、ものには固定した性質はない。 人はどうしてつねに悪人であろうか。 愚かな者も愚かなままでいるわけではない。」 (空海) 人の心は本来、「善」でも「悪」でもないと 釈迦も説いています。 空海は、善人も悪人も環境によ…

「これ何? プレゼント 」

「これ何? 」:クリスマス・プレゼント 「夜の10時ころだったでしょうか。ドアのベルが鳴りました。 私がドアを開けると、一人の男の人が寒さに震えて立っていました。 ”マザー・テレサ、あなたが大きな賞(ノーベル平和賞)を受賞 なさったと聞いたとき、…

「これ何? ノーベル 」

「これ何? 」:富と名声 「これまで富を得た人は多い。 しかし富や名声とともに、彼らはいずこに去ったのか。 誰も全くその跡を知らない。」 (入菩提行経) 現世において、財産、名声等を得ても 来世に持っていくことなど出来ない。 その名声もいつの間にか…

「これ何? 非難 」

「これ何? 」:謗る 「もし謗る者に謗り返し、非難する者に 非難し返すならば、それは主と客とが ともに食し、談笑するにひとしい。」 (釈迦) 人は非難されれば、非難し返すという 行動を取る事が、往々にしてあります。 しかし、ただ単純に、言われれば、…

「これ何? 業(ごう)」

「これ何? 」:極楽浄土 「人が自ら業を作り、死んでゆくのは 蚕が自ら糸を吐き、繭を作り、その中で 死んでゆくがごとし。」 (大宝積経) この経典では、人が生前積んできた「業」は 消えてなくなる事はなく、来世に運ばれると 説いています。 人は、生き…

「これ何? 水 」

「これ何? 」:洗い清める 「水は、きれいなものでも汚いものでも 洗い清める。 水には ”俺がこれを洗い清める”と言う 思いがない。」 (釈迦) ただ淡々と、水のように生きるべしと説いています。 俺がしてやった、俺が創った、俺が………。 この様は考え方は…

「これ何? 生死 」

「これ何? 」:一所懸命・一生懸命 「我々は生まれ、生まれ、生まれ、 生まれて生の初めについて暗く、 死に、死に、死に、死んで、死んで 死の終わりに冥(くら)い。」 (空海) 人は、生や死について、何も知らない。 誕生前のことも、死後のことについて…

今週の「 野リス(Yaris)」

今週のお題「#買って良かった2020」 今回のお題は、「#買って良かった2020」、 と来ましたか。 年末ですネ。 サポカー補助金10万円! これにつられて、小型乗用車を購入してしまいました! オプションの「安全装置」も満載です。 いわゆる「オジジ仕様」…

「これ何? ガースー」

「これ何? 」:地位・高官 「世間のもの 次のように見る。 高位高官を旅人のように見る。 金銀宝石を砂利のように見る。 白絹の衣を雑巾のように見る。」 (四十二章経) 世間では、高位高官の椅子は旅人のように すぐに変節する、 金銀宝石の類は、汚泥を集…

「これ何? 微塵 」

「これ何? 」: 塵・山 「微塵積もりて山を成せば、 移動すべきこと、難きがごとし。」 (大智度論) 誰もが知っている諺に、 「塵も積もれば山となる」があります。 「善き事」も「悪しき事」も、いずれも 積もると山を成し、計り知れぬ結果を見る ことにな…

「これ何? トイレ 」

「これ何? 」:清浄・不浄 「愚かな人は無明に覆われて、我が身を 清浄なものと思い込んでいる。」 (釈迦) 人は、自身が清浄なものと思い込んでいる。 己の体から出るもので、清浄なものなど無い。 本来、体は不浄なものと教えています。 確かに、鼻水、大…

「これ何? 花・人 」

「これ何? 」:思う存分 「年年歳歳 花 相似たり 歳歳年年 人 同じからず」(劉希夷) 毎年「花」は咲く。 毎年「人」はそれを見る。 しかし、毎年花を見る人は、去年の人と 同じとは限らない。 また、花も散る。 今を大切に思う存分に生きることを 教えてい…

「これ何? 写経 」

「これ何? 」:経典 「般若波羅密多の経典を書写することがあれば もろもろの悩みや患いがなくなる。」(大智度論) *般若波羅蜜多心経(般若心経) 般若心経(般若波羅蜜多心経)とは、仏教における 経典のひとつで、大乗仏教において重要な「空(くう)」…

「これ何? 己 」

「これ何? 」:自身 「体には、私(私のもの)がない。 己の自由にならないからだ。 足が悪い人は自在に歩けない。 喉を病む人は、自在に話せない。」(釈迦) この体は、自分自身のものなどではない、 老いも病も避けられず、最後は必ずや死する。 もし、「…

「これ何? 誤訳 」

「これ何? 」:情けは人の~ 「一本の松明の火を、数千人の松明に分けても もとの火は消えないように、人への慈悲の 報いは減ることはない。」 (大智度論) 世間では、何事につけ与える人は損をして、 もらう人が得をすると考えがちです。 しかしながら、本…

今週の「もう一度見たい: なんか変 」

今週のお題「もう一度見たいドラマ」 TVドラマ等はあまり見ない。 しいて言うなら、NHK朝ドラの 「あまちゃん(2013)」かな。 主役の能年玲奈(のん)が、 いい味を出していた。 イントロの楽曲もよかった。 当時の女優名としての「能年玲奈」は 本名にも拘…

「これ何? 経 」

「これ何? 」:読書百遍 「真言は人の考えを超えたもの。 これを繰り返し唱えれば、迷いの因が除かれる。」 (空海) お経の個々の「ことば(真言)」は、他種多様な 意味を含む仏の真実のことばとされています。 これを反復継続して唱えることで、全ての 迷…

「これ何? 執着 」

「これ何? 」:煩悩 「執着したものに溺れると、いっそう 愛着が増してくる。渇欲が妄執を生む。 執着したものに溺れなければ、 苦の集まりはなくなる。」 (釈迦) 百八の煩悩のうち、「むさぼり」と「いかり」と 「おごり」が迷いの要因になる事が多いと …

「これ何? 詫びろ 」

「これ何? 」:守 「心を守り、言葉を守り、体の動きに 注意する人は、悩みにあっても苦しまない。」 (釈迦) まず、自身の心を自制し、言動を慎み、自己の行動をも注意し、 顧みる人は、煩わしい事や悩ましい事があっても惑わされないと 教示しています。 …

「これ何? 幹 」

「これ何? 」:罵詈雑言 「もし人に怨恨なく、清廉な人に 罵詈雑言を浴びせたら、その悪行は 反って己に返るだろう。」 (釈迦) 清廉な賢者には、如何に罵詈雑言を浴びせても 相手にされない。 そしてその罵詈雑言は、自身に返ってくる 破目になると説いて…

「これ何? 見た目 」

「これ何? 」:花と雑草 「花は愛惜に散り、草は棄嫌におうるのみなり。」 (道元) 見た目が美しい花は、惜しまれて散る。 また、雑草は嫌われてでも何処にでも生え出ずる。 しかし必ずしも、見た目が美しく見える花が「善」で、 雑草が「悪」とも限らない…

「これ何? 鬼神 」

「これ何? 」:慈悲の心 「慈悲の心を修め、たびたび繰り返し、 車のように使い、それを土台として立ち 身についたものにすれば、もはや何ものも 恐れることなきにいたる。 たとい鬼神が現れて汝らの心をかき乱そうと 思っても、決して思うようにすることは…

「これ何? 生きざま 」

「これ何? 」:追憶のなか 「昨日ありしは今日の夢、うつつにみゆる御姿は、 心の中の影にして、合わせる掌こそ真なる。」 (追善供養御和讃) 人は死後、何処へ行くのであろうか。 天国、地獄、極楽浄土…………。 答えは、無い。 もしかしたら、その人々の、こ…

今週の「ご褒美: 神のみぞ知る 」

今週のお題は「自分にご褒美」 近ごろ、「自分にご褒美」は無いなぁ~ そもそも「ご褒美」とは、他者からいただく ものと勝手に思い込んでいます。 しかしこの度、他者から頂けそうなご褒美が 今月中にあります。 「木星と土星の大接近」です(21日、22日頃…