どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? お客様は神様?」

  「何これ? 」:忍辱
 
 「辱められ、その不快な言葉を多く聞いても、
  荒々しい言葉をもって答えてはならない。
  立派な人々は敵対的な返答をしないからである。」
            (釈迦)
 
    耐え忍ぶ(忍辱)ことの重要性を説く。
 
 【今日の思込】:理不尽な要求。
   「旅館業法改訂、お客様は神様か?」
 
  迷惑宿泊客の理不尽な要求は、もう終わり?
 ホテル・旅館の「宿泊拒否」年内にも施行。
 
 「原則的に宿泊拒否は出来ない(禁止)」とされてきた
 旅館業法が改正され、ホテル・旅館が悪質な
 客を断ることができるようになる。
 
 今年6月に旅館業法が改正され、年内にも施行される見通し。
 
  従来の旅館業法では「原則的に宿泊拒否は禁止」
 つまりホテル・旅館側はどんなに悪質な客でも
 泊めなければならないのが法の建前だった。
 
  これが改められ、「迷惑客の宿泊を断れるようになる」。
 
  宿泊業者の現場では歓迎されているようです。
 近年のカスハラ(カスタマーハラスメント)被害の
 拡大化への対策の一助にもなると思われる。
 
  従来の旅館業法に、“原則的に宿泊拒否の禁止”が
 定められていた背景に関して、厚労省担当者は、
 「戦後の混乱期に、宿泊を拒否されて
 行き倒れや野宿を防止する観点から盛り込まれた」と
 説明している。
 
  この様な状況は近年では、ホボ・ホボ無い。
 
  今回の改正の契機となったのは、新型コロナの
 まん延防止対策だった。
 
  コロナ禍で「感染対策をしない客の宿泊を断らせて欲しい」と
 いう要望が業界から出ていた。
 
  一方、「感染症患者への差別・偏見を助長する」との
 反対意見も出ていた。
 
  そして紆余曲折があり、新型コロナも5類となり、
 要は「ものすごい迷惑な客は宿泊を断わる事が出来る」
 という内容の改正案になって落ち着いた。 
 
 「ものすごい迷惑」という表現が抽象的で、
 現段階では「ものすごい」が何を指すのかわからず、
 曖昧である。(ものすごく、あいまい…)
 
  とはいえ改正法第5条の2に追加されている通り
 「厚生労働大臣指針を定める」とあるので、
 今後具体的な例示が示される事になるでしょう。
 
  昨今は、SNSや口コミ投稿の影響力は絶大で、
 少しでも油断すると ” あの旅館は理由もないのに
 宿泊を拒否した ” などと、謂れのない悪評が
 流布してしまう懸念もある。
 
  旅館側も、風評被害を出したくない思いから、
 理不尽な要求も黙認してしまう傾向があった。
 
  たとえば、浴室に髪の毛数本が落ちていた
 ことに立腹した客からの長時間の叱責や、
 「ロビーでの土下座強要」などは実際にあった話です。
 
  かくして、強気に出られない旅館等に対して、
 事実上「神」のごとく振る舞う悪質な客によっての
 カスハラが横行する事態があった。
 
  旅館等が自発的に緊張感を持とうとする姿勢は
 良いのですが、客が旅館等に過度に要求を
 突きつける姿勢は健全ではない。
 
  「ものすごい迷惑」という事の例示を
 厚生労働省は早急に示して欲しいものです。
 
  「お客様は神様です」は勘違い………
 「客も旅館も同じ人間、イーブンですよ」。
 
  「旅館業法の改正」が、この、ごくごく
 当たり前の原則を皆が再認識する契機に
 なるといいのですが………
 
  今回の「旅館業法の改正」が、
 「客」、「店舗」の双方にとってよい方向に
 向かうとイイですね………
 
  * 身に入むやただ寝るだけの四畳半
          2022.09.07/moai291
  ウクライナへの間接的支援の為と、自身の為に「節電」しましょう。
    我が家の節電等:(節電カスハラ?…なんやそれ…)
   ※思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で……
    記載内容に”誤解を招くような表現”があったのならお詫びいたします。