どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 新型コロナの症状 」

 「何これ? 」:往く
 
 「和尚さま、死んでからどこへ往かれるのですか。
  そのまま、そのままじゃ。」
           (『景徳伝灯録』)
 
 古代インドの宗教文献に、死神が「死後の世界を
俺に聞くな」と言ったとの記載がある。
 迎えられるままに従うしかないと教える。
 
閑話休題:「新型コロナの症状」
1、「主な症状」
 ①風邪のような症状
  発熱、咳、体のだるさ、息苦しさなど。
 ②下痢や味覚・嗅覚障害が発現する事もあり。
 
 初期症状が現れた場合でも、およそ80%の人はそのまま
軽快するとされています。
 
 一方、残りの20%の人は進行して、肺炎が生じ、呼吸困難などの
症状を呈すことがあるそうです。
 
 更にそのうちの約5%が重症化の可能性があり、集中治療室での治療が
必要となる場合が出てくるようです。
 
2、「その他の重篤な症状」
 ①人間同士のコミニケーションの阻害(症状)。
 ②ワクチン接種などについて、反対意見の
  者への攻撃的対応の出現(症状)。
 ③マスクの常時着用による人の表情の確認不全(症状)。
 ④根拠のない差別化の発現(症状)。
 ⑤その他の症状(自分で考えてみよう~……)
 
 この様な、人間的な繫がりを悉く排除する症状を
改善する妙薬は無いものなのでしょうか?
 
 新型コロナの症状で、もっとも重大な症状は、
やはり「人間同士のコミニケーションの阻害症状」
でしょう。
 
 新型コロナについて今わかっていることは、
「何もわかっていない事が、わかっている」と言う事なのでしょう。
(頼みの、集団免疫の獲得についても確認出来ていないし……)
 
 * 七夕夜 一緒にいたい どうしても
                     2021.07.07.moai291

「これ何? 怠けものアリ 」

 「何これ? 」:当然
 
 「柳は緑、花は紅」 (蘇東坡)
 
 無常の世にあっては、"当たり前のことが
ありがたいと知るべし"と教える。
 
閑話休題:蟻の集団に怠けものアリ(蟻)
  社会性昆虫である蟻(アリ)。
 1つのコロニー(集団)には、女王アリ、働きアリ、兵隊アリ、
 雄アリ等がおり、階層ごとにそれぞれ役割を持ち生活しています。
 
 その中で大きな割合を占める働きアリのうち2割は働かずに
  “補欠として待機しているそうです。
 
 蟻の集団には法則があって、
アリのコロニーの全体を100とした場合、「20が働き者?のアリ」で、
「60が一般的なアリ」、残りの「20が怠け者のアリ」で構成されている
と言われています。 これが「2:6:2の法則」です。
 
 働き者?のアリばかりを集めても、そのうち2割は
また働かなくなるとの事です。
 
 この臍曲がりの、怠け者のアリの有用性は、他のアリと
同調しないことにあるのでしょうか。
 
 全てのアリが同じ方向へ向かうとすれば、もしその前に
「蟻地獄」があればアリは全滅してしまいます。
 
 「蟻地獄へまっしぐら」テナ事にならないように、
「怠け者のアリ」が存在しているのではないのでしょうか。
 
 臍曲がりのアリがいることで、種の保存が出来ているので
しょう。
 
 さて、人間の社会は如何なのでしょうか?
なんだか、臍曲がりの変わり者にも、大きな存在意義が
ある様に思えてきました。
 
 今、「何もない事も幸せ」と言う意味を、鈍ってきている
五感全体をも使って確認したい心境になって来ています………
 
   * 用水路 迷い蛍の 仮の宿
          2021.07.06.moai291

「これ何? 信頼回復 」

 「何これ? 」:面目
 
 「本来の面目は、蔵すに処没し。」
         (『無門関』)
 
 本来の面目とは、己のありのままの姿と言う意味。
いくら外見を繕っても、本来の面目は隠し通せない。
 日頃から、行いも言葉も心も慎むことと教える。
 
閑話休題:信頼回復
  「不祥事発生時における広報対応の基本姿勢」
 
 不祥事が発生した場合の会見コメントで、社長等の責任者は、
「信頼回復に努めたい」とよく言います。
 
 不祥事対応に詳しいとされるコメンテーターの方々も、
 不祥事発生時における広報対応の目的は、企業の信頼回復です。
 企業の信頼回復のためには、企業の「誠実性(Integrity)を
世の中に示すことが不可欠となります” などと言っています。
 
そして、この場合における企業の誠実性を示すためのキーとなる要素は、
  ①迅速性、②透明性、③共感を持てる説明、④一貫性、の4つで
  あるとしています。
 
 更にあえて加えるとすれば、「⑤原因究明と再発防止策」でしょうか。
 
 「信頼回復」と言う言葉は、元々相互に信頼関係があり
それを壊したとの前提になります
 
 まず前提としての信頼関係があり、それを破った、
だから「信頼を回復したい」となるのです。
 
 今回の三菱電機も、30年以上も検査不正を行い、
検査の辻褄を合わせるためのソフトまで開発しておいて、
今まで「信頼されていた」とでも言うお積りなのでしょうか?
 
 ここは「今後、信頼を得るために、最大限の努力をする」と
言うべきでしょう。 
 何が、「信頼回復」だぁ~ 軽々しく言うべきではない!
 
 今後の再発防止へ取り組む姿勢が、組織の信頼を
得ることが出来るか否かの鍵です。
 
 組織が「不祥事を起こしたという事実」から逃げずに、
その失敗を企業全体で共有し、修正する姿勢を見せることで
道は開けます。
 
 この様な地道な改革を実行することで「顧客指向という
企業風土」が醸成されるとともに、「顧客からの信頼」
を得る事が出来る様に変化していくものと考えられます。
 
 この様な企業の姿勢を見せることで、「この企業なら今後
同じ過ちは絶対に起こさないだろう」という安心感を顧客に
与える事が出来る様になるものと思われます。 
 
 これが出来てこそ、はじめて「信頼回復できた」と言う 
ことになるのでしょう。 長い道程ではありますが………
 
 * 地下街を 出でて眼前 夕立晴
                  2021.07.05.moai291

「これ何? 何度も自問」

 「何これ? 」:妄執
 
 「妄執している人は牢獄の囚人のごとし。
  鳥の網に入るがごとし。魚が針を呑むがごとし。」
          (『大智度論』)
 
 己の赴くままに欲を解き放つと、
欲しいものの虜になる。
 落ち着かず、苦しみに苛まれると教える。
 
閑話休題:不正・辞任
  「三菱電機検査不正問題」
 
 7月2日、杉山三菱電機社長が、
不正検査の経緯を説明する場で辞意を表明。
 
 今回の検査不正は6月14日に社内で判明していたにもかかわらず、
29日の株主総会でも一切説明していない。
 同社が問題を公式に発表したのは30日夜になってから。
 
 三菱電機は、今回の検査不正について「安全性に影響はない」と
説明するも、その根拠は何処にあるのでしょうか?
 根拠があやふやなこのような事を軽々しく言うべきではない。
 
 社長のコメントには、
”私が社長であることに理解が得られるか何度も自問した。
 信頼を毀損(きそん)したことに責任を感じている”
と辞任の理由を述べています。
 
 自分の保身しか考えていない事がよくわかるコメントです。
 何度も自問するようなことなのでしょうか
即辞任の決断が出来ないトップとは、情けない。
 
 また、これまで不祥事のたびに表明した「品質改革」で
成果を挙げられなかった自身が、引き続きその役目を担うのは
ふさわしくないとも言っています。
 
 うがった見方をすれば、自分は「品質改革」の号令を
かけたが、現場が実践しなかった。現場の責任が大きいと
言っている様にもとれます。(考えすぎでしょうか……)
 
 すべては、社長の責任でしょうに。
 
 私にはこの社長はイイワケに終始している様にしか見えません。
この社長の態度をみていると、「さもありなん」です。
 
 この様な人がトップに坐っていると言う事は、
三菱電機と言う会社には、人材はいなかったのでしょうか。
 
 以前に不正を起こした「三菱自動車」の社長は、
築城3年、落城1日」と言っています。
 
 「他山の石」ともして欲しかった言葉です。
 
 * 木下闇 通りすがりの 異邦人
                  2021.07.04.moai291

「これ何? 郵便遅延 」

 「何これ? 」:処する
 
 「世に処するは、一歩を譲るを高しとなす。
  歩を退くるは、即ち歩を進むるの張本なり。」
            (『菜根譚』)
 
 世渡りは、一歩譲るのがすぐれている。
一歩譲る事は、一歩進むことの素地になると教える。
 
閑話休題;「郵便遅延」
  『聖火リレーによる「郵便遅延」発表』、
  (公共サービスより五輪、優先順位を疑う)
 
 日本郵便は1日、東京五輪の公道での聖火リレーに伴う
交通規制の影響で、東京、茨城、埼玉の3都県の対象期間で
郵便物・ゆうパックの配達に最大で半日から1日程度遅延する
と発表しました。
 
 日本郵政グループは、公共サービスより五輪優先。
あきれてものも言えない。
 
 オリンピックにおける首都圏の交通規制で
その他の運送業にも遅延が起こっている様です。
 
 もう、「五輪」は勝手にやればいいけど、公共サービスを
利用する多くの人々への迷惑だけはかけないように
配慮すべきでしょう。
「配達遅延」などと、平気で何を言っているのでしょうか?
 
 東京五輪開催について、中国は何も言っていません。
何事につけ、何かとイチャモンを付けるのに、何故?
 
 理由は簡単、「日本」と言う国が、自滅する事を
笑って見ていると言う事なのでしょう。
 
 「日本」は、もはや三等国以下です。
何とか出来ないものなのでしょうか?
 
 三等国以下でも、国民が真に自由に充実して
暮らせるなら構わない。
(しかし、これって三等国以下ではありませんヨネ。)
 
 * 鬼灯市 明日しあわせ来るような
                       2021.07.03.moai291

「これ何? オリンピック憲章 」

 「何これ? 」:薬(苦言)
 
 「良薬は口に苦くして、病に利あり、
  忠言は耳に逆らいて、行いに利あり。」
           (孔子
 
 薬(苦言)は毒ゆえに苦しい。
 しかし、服すると病を治す。
 過ちを諫める苦言は、自制を促し、行いを正す。
 
閑話休題:オリンピック憲章
 オリンピックの精神(オリンピズム)とは「スポーツを通して
心身を向上させ、文化や国籍の違いを乗り越え、平和な世界の
実現に貢献すること」となっています。
 
 この文から読み取れることは、近代オリンピックの目的は、
あくまで「スポーツを通して、世界平和の維持と確立に寄与する」
ことであり、国威発揚や開催国の経済効果等ではないと言う事になります。
 
 しかし、1984年のロサンゼルス大会からは、商業主義を取り入れる
こととなってしまいました。
 
 この方式は一応成功したかに見えましたが、IOCが、競技者よりも、
金銭を提供するテレビ局やスポンサーを優遇する問題が生じて来ました。
 
 もはやこの様な五輪の組織運営は、オリンピック憲章の主旨からも
逸脱している様に、私には見えます。
 
 ましてや、メダルを何個とったかなどと、一喜一憂している国民の
姿は、まるで五輪が「国威発揚の場」と化してしまっている様です。
 
 商業主義を捨て、オリンピック憲章の原点に立ち返ることが
大切なのではないのでしょうか。
 
 現在のIOCの収入構造は47%が世界各国での放送権料です。
 また45%がスポンサーからの協賛金、5%が入場料収入、
3%がオリンピックマークなどのライセンス使用料となっています。
 
 このうち90%を大会組織委員会と各国オリンピック委員会、
各競技団体に配布する形で大会の継続的運用を確保しています。
 
 そもそも、「五輪」の「オリンピック憲章」は体の良い
表面上の事で、主目的は、若い兵士の訓練・強化の目的で
始めたとの説もあります。
 
 故に、競技に「槍投げ」や「砲丸投げ」等があると
言及している人もいるようです。
 
 また、五輪の聖火リレーは、「スパイ行為の隠れ蓑」として
ナチスドイツが始めたとの見方をする人もいます。
 
 真偽のほどは、定かではありません。
 
 商業主義に徹するとすれば、参加選手にも
出演料?を払うべきなのでは無いのでしょうか。
 
 今回のコロナ騒ぎに端を発し、「オリンピック」の
矛盾点が露見したように思えてなりません。
 
 「商業主義五輪」、「国威発揚五輪」はもう沢山です。
そろそろ今後の「オリンピック」をどの様にすべきかを
真剣に議論すべき時期が来ているような気がしています。
 
 色々な問題点を抱えたまま、東京「オリンピック」が
今、始まろうとしています。
 
 半夏生 鯖を食する 文化人
              2021.07.02.moai291

「これ何? ペーパーカンパニー」

  「何これ? 」:業
 
 「悪事をしても、その業は、搾りたての牛乳の様に
  すぐ固まることはない。
  その業は、灰に覆われた火のように、燃えて
  悩ましながら、愚者につきまとう。」 (釈迦)
 
 悪事は、その大小にかかわらず、その報いは
必ず現れる。
 悪事を続けると、重い報いとなって自身に
降りかかってくると教える。
 
  経産省職員が詐欺行為の為に設立した
  ペーパーカンパニーの「新桜商事」
 
 2019年11月に設立、
  会社の「目的」欄には、商標権、意匠権知的財産権の取得、
 譲渡、使用許諾” との記載がある。
 
 と言う事は、新井容疑者は、2020年に入省なので、入省以前から、
経産省事務にかかる詐欺行為を考えていたことになります。
 
 ・桜井容疑者:2018年4月に経済産業省に入省
 ・新桜商事   :2019年11月に設立
 ・代表変更 :2020年3月に新井容疑者の親族に変更
 ・新井容疑者:2020年4月に同省に入省
 
 それにしても「新桜商事」とのネーミングは御粗末。
このような事へは、頭は使わない様です。
 実利本位と言う事なのでしょうか。
 
ネーミングとしては、「新桜商事」ではなく、
 ①「IP サービス」
  *知的財産権を英語では、IP: intellectual property rights
 ②「鷺(サギ)商事」
 ③「HELP商会」
 ④「折々(オレオレ)カンパニー」
 ⑤「東京特許強化局」
 ⑥「経産使用会」
 
 などはいかがでしょうか?
あまり「パット」しないなぁ~ 
(ダブルボギーで予選落ちが、オチ。)
 
 この中で選ぶとすれば、「東京特許強化局」かなぁ~
 
 家族がカワイソウ。
 この者に、今後があるとすれば、「僧侶」になるか、
「経済ヤクザの指南役」位しかないでしょう。
 
「経済ヤクザの指南役」だけは、やめて欲しい。
変に頭が回るので、社会的な影響も大きくなる。
 
「皆様の893商事」の設立も、厳禁です。
*誰だぁ~「厳禁」を「現金」と読み替えている奴はぁ~
 
 世間は決して許さないと思いますが、自身の心がけ次第では
今後の道が開けるかもしれません。
 そのホンノわずかな可能性にかけることも………
 「28歳かぁ~」………
 
 * 夏座敷 奇妙な音の バラライカ
                  2021.07.01.moai291