「何これ? 」：悪業報（あくごっぽう）
「かの三時の悪業報、かならず感ずべしと言えども、
懺悔するがごときは、重を転じて軽受せしむ。
また減罪清浄ならしむるなり。
善業また随喜すれば、いよいよ増長するなり。」
（道元）
悪業報とは、善悪の行いが未来永劫に影響を及ぼすこと。
悪業の結果を受け入れて悔い改める者は、転じて苦悩から
脱却し身軽になれるとしています。
【閑話休題】：抗弁
（１）服務の根本基準
公共の利益のためにその職務を行い、公私混淆を断ち、職務に関して
廉潔性を保持することとする。
（６）関係業者との接触等
倫理の保持に万全を期するため、
①関係業者との接触に当たっては、「供応接待を受けること、
職務に関連して贈物や 便宜供与を受けること」等であって
国民の疑惑を招くような行為をしてはならない。
② （略）
（８）秘密を守る義務
職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。
ー以下略ー
国民の疑惑を招く行為を禁じるのが「大臣規範」であるが、
問題を指摘された大臣等は「規範が禁じる行為にはあたらない」と
只々意味のない主張を繰り返すのみ。
字面だけを勝手に自分のいいように解釈して、「問題無い」と
言うような者が大臣とは、情けなくてものも言えない状況。
形骸化しているこんな「大臣規範」は、いらない。
むしろ無い方が良い位。
しかし、「職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない」
の項目は厳守しているようです。
例えば、「事業者に職務上の便宜」を図っても、それは
「職務上知ることのできた秘密に当たる」ので、この大臣規範に
則り、絶対に公言しないと言う見上げた根性？？？
ここだけは「大臣規範」を愚直に守っているようです。
他の箇所も、是非とも守ってほしいものですが…………
何故ダメなのでしょうか？
自分の都合の良いように解釈するのは、世の恒かも
知れませんが、あまりにも、ひど過ぎませんか？
そもそも、国の大臣になるような者には、この様な規範など無くとも
清廉・潔白なのは当たり前であるはず。
これが出来ない者・自覚のない者は、大臣たる資質がない
と言うことですヨ。
＊ 望潮 鋏引込む 砂の中
2021.03.18.moai291
