「何これ? 」:積善の家
「積善の家には、必ず余慶あり。
積不善の家には、必ず余殃有り。」
(『周易』)
善行を積めば、人から信頼され自他ともに安らぐ。
悪行を積めば、人から憎まれ心が休まらない。
(田舎の)地区自治会の「共同奉仕作業」において、
不参加者に「出不足料」をとる自治会があります。
「出不足料」とは、奉仕作業等の不参加者から
一定の金額を徴収することです。
「出不足料」自体は、江戸期に、町ごとの自治の
決まりを記した「町式目」にも既に記載があります。
参加しない住民への不公平感が、この「決まり」の
根底にあるものと考えられます。(罰則的考え方?)
金を払って欠席が認められるのなら、それもイイとの
意見もあります。
しかし、病気や怪我、家族の緊急事態等で、
やむにやまれず欠席する場合もあり得ます。
この様な方々からも、一律に賦課金(出不足料)を
徴収する事は適切な対応とは思われません。
欠席者から「金額を徴収」するのではなく、
参加者に「報酬を支払う」様にした方が
まだ良いのではないかと思われますが。
困難を来たしています。
自治会の事業を絞っていく事が必要と考えられます。
今、最も重要と思われる課題は、自治会自身による
「緊急防災対策の確立」ではないのでしょうか?
私の所属する自治会には、幸いにも
「出不足料」の徴収規定はありません。
しかしながら、「共同奉仕作業」に出てきても、
ただ出てきただけで、ほとんど作業をしない者も
見受けられます。
この様な方を見ていると「金をとるぞ~」と
言いたくなる気分も分かってくださいヨ!
しかし、ボケーと無駄な時間を使っているこの様な方は、
「あわれ」としか言いようがありません。
こんなことを、心の片隅に感じながらも、
自分の作業をひたすらこなす様心がけている今日この頃です。
(他人の事を、どうのこうの言っても致し方ない。)
* 雨上り 春泥避けて 入社式
2021.04.12.moai291