どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 芙蓉部隊とは?」

 「何これ? 」:尊厳
 
 「人間の尊厳は不可侵である。
  これを尊重し、かつ保護することは
  すべての国家権力の責務である。」
       (ドイツ憲法第一条)
 
   平和および正義の基礎として、
   譲れない人権を信奉する……
 
閑話休題:「芙蓉部隊」
 
 鹿児島県曽於市の岩川地区に「芙蓉部隊」の碑がある。
 
 「芙蓉(ふよう)部隊」、
 太平洋戦争末期に、特攻に異議を唱えた部隊。
 
 昭和20年2月末、沖縄戦での特攻作戦が決まった
木更津基地での海軍の会議で、並み居る幹部に対し
臆せず次の様に意見を主張した少佐がいた。
 
「今の若い搭乗員の中に死を恐れるものは居りません。
只、精神力一点ばかりのカラ念仏では心から勇んで立つことは
出来ません。同じ死ぬなら、確算ある手段を建てて戴きたい」と
特攻作戦に異議を唱えた。
 その芙蓉部隊の隊長は、美濃部正少佐(当時29歳)。
 
 「芙蓉部隊」は当時、他の特攻部隊の3倍もの厳しい
訓練を行っていた。
 
 こうした厳しい訓練を軍の幹部たちが直接視察。
さらに偵察でアメリカ軍の情報を入手していること
等が確認されたことから、この部隊を特攻の
編成から除外する異例の判断になった様です。
 
 訓練と成果、そして戦術的な合理性にもとづく
美濃部正部隊長の主張が、「芙蓉部隊」の運命を
変えたと言えるのでしょう。
 
 「芙蓉部隊」の拠点はもともと静岡県藤枝市
岩川地区に置かれたのは、沖縄戦にひそかに加わるために
作られた秘密部隊(飛行場)でした。
 
 美濃部正(空将:自衛隊)氏の遺稿となった平成11年の手記
『大正っ子の太平洋戦争記』の中では、未来への願いとして
 ”平成っ子達よ、君たちは別の意味の太平洋戦争を
 繰り返そうとしている!”と結んでいます。
 
 自分の意志を貫いた美濃部氏が私たちに残した警鐘、
決して、軽んずべからず………
 
 最近の風潮として、「空気を読む」と言う言葉がありますが、
この「空気」は時には間違った方向に世の中を動かす危険性が
ある様に思えてなりません。
 
「見せかけの意見に流されない」、「自分の頭で考える」、
これが基本でしょう………
 
 ウクライナへの間接的支援のために「節電」しましょう(3/15:ブログ
  我が家の節電等:(信念をもって節電を?…………)
 
 * 酔芙蓉思ひとともに何故変化
        2022.05.28/moai291