どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 善友 」

  「これ何? 」:来世への
 
 「慈母こそが我が家の善友である。
  事ある時には朋友がいつも善友である。
  己が積んだ功徳は、来世の善友である。」
             (釈迦)
 
 この世で「善友」と呼べるものは、家では
「母」であり、社会では「朋友」であるとしています。
 
 また、多くの功徳を積むことが、来世への
善友になると説いています。
 
 夫としての吾も、「善友」になろうと
心がけてはいるのですが、何の(誰の)善友と
言えるのでしょうか?
 
 ウザウザ考えるより、「精一杯功徳と感じられる
ものを積んで生きよ」と言うことなのでしょう。
 
  * 冬ざれや 墓標の文字も 尖りけり
             2020.12.27.moai291

今週の「買わずに良かった2020 No,1 」

今週のお題#買って良かった2020」。

 

今回のお題は、引き続き「買って良かった2020」。

 

「買って良かった2020」かぁ~。

 「2020」と言う物を、買った覚えは、全く無いデス。

「2020」は、何処にも売っていませんでした。

 

 しかし、そう言えば「2020」には、

「新型コロナ」が大安売りだったみたいです。

 

 全世界でも、買った人も多すぎる位でしたが、

私は、まだ買っていませんデス。

(ぶっちぎりでの「2020」のベストセラーです。 )

 

「新型コロナ」もそろそろ在庫切れになって欲しいものです。

 

 しかし、なかなか「シブトイヤツ」みたいで

在庫切れは、見通せていない状況みたいデス。

 

 在庫の補給をしているヤツは、誰だぁ~

 

  しかし、この「新型コロナ」は、

今年の「買わずに良かった2020 No,1」デス。

 

 来年も、買いたくないなぁ~………。

 ず~と……ずず~と……………。

 

「これ何? 愚か 」

 「これ何? 」固定観念
 
 「すべて、ものには固定した性質はない。
  人はどうしてつねに悪人であろうか。
  愚かな者も愚かなままでいるわけではない。」
             (空海
 
 人の心は本来、「善」でも「悪」でもないと
釈迦も説いています。
 
 空海は、善人も悪人も環境によってつくられ
生まれついての善人も悪人もいないとしています。
 
 愚か者の吾には、ありがたいお言葉です。
しかし、環境によって「悪」に染まってしまったと言う
言い訳だけは慎むべきだと思っています。
 
  * いびき掻く 猫は師走を知りもせず
                2020.12.26.moai291

「これ何? プレゼント 」

  「これ何?  」:クリスマス・プレゼント
 
 「夜の10時ころだったでしょうか。ドアのベルが鳴りました。
  私がドアを開けると、一人の男の人が寒さに震えて立っていました。
  ”マザー・テレサ、あなたが大きな賞(ノーベル平和賞)を受賞
  なさったと聞いたとき、私もわずかですが何か差し上げたいと
  思い立ちました。 これが今日私がもらったすべてです。
  何卒、お受け取り下さい”
 それは確かにわずかでした。でも、彼の持ち物すべてだったのです。
 それは、私にとってノーベル賞以上の感動を与えてくれました」
                   マザー・テレサ
 
 今日は「クリスマス」!
 この男の人は、ひょっとして……………。
 ひょっとして神からのプレゼント?…。
 ひょっとして…………………………。
 ひょっとして………………………。
 
 Happy Christmas……………。
 
  * クリスマス 今年は静か 雨模様
             2020.12.25.moai291

「これ何? ノーベル 」

  「これ何? 」:富と名声
 
 「これまで富を得た人は多い。
  しかし富や名声とともに、彼らはいずこに去ったのか。
  誰も全くその跡を知らない。」
               (入菩提行経)
 
 現世において、財産、名声等を得ても
来世に持っていくことなど出来ない。
 
 その名声もいつの間にか全て消え去り、
人の記憶にも残らないものであると説いています。
 
 特に財産などは、跡形もなくすぐに消え去る事が
この世の常と考えられます。
 
 しかし、莫大な財産を有効に活用した人は
 ご存じノーベル賞創始者です。
 
 ノーベルはその遺言で、残した遺産で「ノーベル賞
のための財団をつくり、その財産の運用益で賞の経費を
まかなう様にすることとしました。
 
 財団は、独立性を保つため、国など公的機関
からの寄付も受け付けず、民間からの寄付も
厳格に制限している様です。
 
 霧のように消え去ると思われる財産も、
知恵を出せば、良い方向に収束させることが
出来ると言う典型的な例でしょう。
 
 このノーベル賞は、全世界への大きな
「クリスマスプレゼント」とも言える
ものなのでしょう。
 
  *裏庭の 小さき犬小屋 雪囲い
         2020.12.24.moai291

「これ何? 非難 」

 「これ何? 」:謗る
 
 「もし謗る者に謗り返し、非難する者に
  非難し返すならば、それは主と客とが
  ともに食し、談笑するにひとしい。」
           (釈迦)
 
 人は非難されれば、非難し返すという
行動を取る事が、往々にしてあります。
 
 しかし、ただ単純に、言われれば、
言い返すでは、無益な事だとしています。
 
 お客と主が、ただ単に雑談をしているのと
何ら変わりがないことであると説いています。
 
 謗りや非難をする人と、同一レベルで
謗り返すことは、何の発展性も無きこと
なのでしょう。
 
 近年のネットでの「誹謗中傷」は、
どのように対処すれば良いのでしょうか?
 
 「言われたら言い返せ」、と言う人もいるし
「無視するのが一番」と言う人もいます。
 
 さて、私はどうしましょうか…………。
判らない………。
 
 但し、自身が相手と同じ土俵で戦う事の
愚かさはわかるような気がしています。
(謗りあいからは、何の進歩も生まれない。)
 
  *松の木の 雪つり右に 傾ぎけり
             2020.12.23.moai291

「これ何? 業(ごう)」

「これ何? 」:極楽浄土
 
 「人が自ら業を作り、死んでゆくのは
  蚕が自ら糸を吐き、繭を作り、その中で
  死んでゆくがごとし。」 (大宝積経)
 
 この経典では、人が生前積んできた「業」は
消えてなくなる事はなく、来世に運ばれると
説いています。
 
 人は、生きていくうえでは、必ずや「善行」、
「悪行」の「業」をつくる。
 
 生きると言うことは、この「業」を
つくることの繰り返しでしょう。
 
 生前積んできた「善行」と「悪行」の数や
その比率が問題ではなく、その一つ一つが
全てのものに、どう受け止められていたか、
と言うことが重要なのでしょう。
 
 「善行」の数が、トータル数で多いから
 ” 極楽浄土へ行ける ” ?
  そんな甘いものでは、おまへんで ~
 
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
の意味は深長である。
 
  * 大雪や ひとり身の夜の 空寒し
             2020.12.22.moai291