どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 修行 」

 「これ何? 」衆生
 
 「迷えば仏も衆生なり。悟れば衆生も仏なり。
      愚痴れば仏も衆生なり。
   智慧あれば衆生も仏なり。」 (慧能
 
 「仏も昔は凡夫なり」と言う俚諺(ことわざ)があります。
ものの道理がわからない人が凡夫で「ただの人」です。
 
 慧能禅師は、ものの道理を熟知し実践している者は仏と呼ばれると
説かれています。
 これがいわゆる「智慧」ある者と言う事なのでしょう。
 (智慧:物事をありのままに把握し、真理を見極める認識力。)
 
 智慧ある者になれば、人も仏に似たるものになると
説かれています。が、しかし「智慧」を究めることなど
凡夫には到底できない事でしょう。
 
 つまり、何時まで経っても、凡夫(人)は仏に似たるもの
にはなれないと言うことなのでしょう。
 
 しかしながら、その方向に向かって努力していく事が大切だと
言う事なのでしょう。 これが「修行」なのでしょう。
 
 * ゆらゆらと 撓む電線 秋燕
      2020.11.23.moai291