どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 愛鳥週間」

  「何これ? 」:塵
 
 「鳥が体を震わして、羽毛について土砂を払うように、
  ブッダが説いた道を行い、体についた塵を払い落せ。」
                 (釈迦)
 
 人はつねに、貪りや驕りの塵を払う事を忘れてはならない。
 
閑話休題:「愛鳥週間」
 今日(16日)まで 「愛鳥週間」です。
鳥類についての正しい知識と愛護思想の普及を目的に、
1950年に(公財)日本鳥類保護連盟によって定められました。
 
 同じ鳥類でも、人が鳥(動物)に持つイメージは、
極めて主観的で、一方的です。
 
 真っ黒な「カラス」は、同じ鳥類でも
愛されてはいない様です。
 
 これは、生ごみを漁ったり、時には人を
襲う事もあるからなのでしょうか。
 
 しかし、色の白い「カモメ」は、カラス程の
嫌われモノではありません。
 
 「カモメ」も「カラス」と同じように、
ゴミを漁ったりするのに………
 
 どなたかが言っていました、「人間は
如何にイメージ優先、表面的な見かけで
評価を下しているかがよくわかる」と。
 
 この見かけだけで評価を下すと言う事を、
人にも当てはめれば、究極的には人種差別に
つながりかねないとの懸念も出てくると
思われますが、飛躍しすぎでしょうか?
 
 「カラス(黒)」が愛鳥として、愛される未来は
来るのでしょうか。(来ないでしょう……)
 
 そもそも、人間を中心にしか物事を考えない事が、
根本的な問題なのかもしれません。
 「自然を愛せよ」などと言っているくせに……
 
 自然を人間がコントロール出来るなどと言う、不遜。
 
 「自然保護を推進しよう」ではなく、
「自然に保護される行動様式を確立しよう」

の視点が大切なのではないのでしょうか?

 
 *梅雨入りや 五輪リレーは停滞中
       2021.05.16.moai291