「何これ? 」:知
「人を知る者は知なり。
自らを知る者は明なり。」 (老子)
知る者は言わず、言う者は知らず。
【閑話休題】:太陽光設置義務
東京都は、都内の新築一戸建て住宅などに
太陽光発電パネル設置を義務付ける改正環境確保条例
を、先の都議会で賛成多数で可決、成立させた。
(賛成89対、反対34)。
家を建てない人は、圧倒的に大賛成でしょう。
しかし今後家を建てる人達には、
負担増になるとの反対意見が多いようです。
せめて、義務ではなく、その設置は、
施主自身で判断出来る様にすべきではないのでしょうか?
また設置する場所においても、太陽光発電に
不適当な場所も多数存在すると考えられます。
設置の義務化には異論があるところです。
私も数年前に家の建て替えをしたのですが、
その時も「太陽光発電」について検討しました。
結果は、太陽光は設置しないことにしました。
その主な理由は、
1,太陽光パネルの耐用年数と廃棄問題
2,破損時のメンテナンス
3,日照時間も考慮(短い) etc.
太陽光発電のパネル部分は基本的にガラス製のため、
リサイクルして利益が出るほど有価性の高い金属が
あるわけではない。
どちらかというと将来的に、ゴミに近いものが
大量に搬出される懸念がある。
当事者でない第三者は、CO2の削減など
意義が深いと義務化に賛成する事は当たり前
のことでしょう。
しかし、当事者になるとまた違ってくると言うことです。
太陽光パネルの寿命(耐用年数)は何年?
法定耐用年数:17年です。
太陽光発電では、性能を維持するためや
事故予防のために、定期点検が改正FIT法に
よって義務付けられています。
太陽光パネルの廃棄にかかる費用は大きく分けると
「撤去費用」と「処分費用」の2点です。
(この負担もバカにならない。)
また、太陽光パネルの破損も増えているようです。
その犯人は、「カラス」の場合もある様です。
カラスが石や金属などを咥えて落下させ、ガラスを
割ってしまうそうです。(カラスが、ガラスを?……)
実際、多くのメガソーラー施設がこの被害に
悩まされている様です。
この様に破損や廃棄時における様々な問題も起こる
可能性がある太陽光パネルの設置の義務化には
疑問があります。
東京都が、CO2削減の大きな目標のため、
新築の施主に対して、充分な補助金を出すのなら、
義務化も容認出来るかもしれませんが……
しかしこの多額の補助金は、太陽光をすでに設置
しているお宅や、設置していない都民からも、
大きな不満が出る事でしょう。
家を建てる時の設備の選択は、その家の施主が
判断すべき事項で、行政からトヤカク言われる
筋合いはないものと思慮されますが………
* 久しぶり冬の夜空の星の色
2022.01.14./moai291
●ウクライナへの間接的支援の為と、自身の為に「節電」しましょう。
我が家の節電等:(節電の義務化?…なんやそれ……)
※思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で……
記載内容に”誤解を招くような表現”があったのならならお詫びいたします。