どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 国連憲章上の敵国」

  「何これ? 」:言
 
 「佞言は、忠に似たり、姦言は信に似たり。」
               (李沆伝)
 
  佞言(諂いの言葉)や、姦言(邪な言葉)は、
  真の言葉にみえてしまうことがある。
  言葉だけでは、真実は見えない。
 
閑話休題:敵国
 
 「第二次世界大戦で敗北した「日本」は国連憲章上では、
『敵国』にあたります(現在も…)。
 
 敵国が侵略行為を再現しようとした場合、国連加盟国は安保理
許可なく軍事制裁してもいいという『敵国条項』は、いまだに
国連憲章に残っています(第53条)。
 
 「日本」が攻撃能力や核整備を進めることは、侵略行為を再現しようと
しているとみなされ、他国に日本を先制攻撃する口実を与えてしまうことに
なると言う事です。
 
 今回の「自民安保提言案」の「反撃能力(敵基地攻撃能力)の
保有検討」する提言案は、日本以外の国連加盟国から見れば、
「敵国」の日本が侵略行為を再現しようとしたとして、
国連が認めた軍事制裁がなされても、反論できない状況にある事を
日本の政治家たちは理解しているのでしょうか?
 
 今回の「自民安保提言案」は、
「反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有検討」を後押しする
提言案としてまとめられています。
 
 安倍議員の、「敵基地攻撃能力に関しての(対象を)
基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃する事も
含むべきだ」との何とも理解できない主張を安易に採り入れている。
 
 日本と言う国が 反撃能力(敵基地攻撃能力)の保持
などと言い出すことは、その表明自体が、国連憲章上の
「敵国が侵略行為を再現しようとした場合」とみなされ
即攻撃を受ける可能性がある事を理解しているのでしょうか?
 
 相手国から見れば、この表明は、逆に「日本自身が、日本の
中枢を攻撃されても構わない」と言っているのと同義なのです。
 
 だから「中国」は何も抗議(反論)しないのです。
なにしろ何時でも国連憲章に基づき、国際法上合法的に
日本(敵国)を攻撃出来る状況を担保しているのですから………
 
 日本からの一方的な見方しか出来ない政治家たち、
相手国から見れば、どう見えるかとの想像すら出来ない人たち………
 
 双方向からの見方が出来れば、「向こうの中枢を攻撃する事も
含むべきだ」なんていう、安倍みたいな変な発言は出ないはず。
 
 その理解できない発言を採用してしまう議員たち………
まさしく負の連鎖です……………
 
 大丈夫か、「日本」?(まるで他人事みたいな書きようデスガ…)
 
 「敵基地攻撃能力」や、「核による報復力」等を持てば、
逆に相手国からの攻撃目標の優先度が高まり、緊張状態が
何時までも続いていく事になるのは間違いない事なのに………
そんな事の理解すら出来ない政治家たち……
 
 「防衛」は、軍事力だけでは無いはず……
軍事力だけを論じて、一体何になるのでしょうか?
 
 それなら、この際「日本」としの敵基地のリストでも作成し、
全世界へ公表したら如何なものでしょうか?
 
 それ位、バカバカシイ考え方だと言う事が理解できないの
でしょうか? この国の政治家たちは……
 
 戦争の始まりは、何時でも「自衛のための戦争」と
屁理屈を付けて始まることは、歴史が証明しています。
 
 敵基地や中枢への攻撃能力、核共有の整備等の議論は、
むしろ戦争のリスクを高めることになるのに………
 
 日本の政治家の皆様方は、み~んな強くて
勇ましいのですねぇ~
 
 戦争が始まったら、真っ先に最前線で活躍して欲しいもの………
私は……到底、ついてはいけませんが………
 
 日本は、「国連憲章上の敵国」であると言う事実を、
決してお忘れなきよう………
 
 本来は、「ココ」を何とかする事から、始めるべきなのに………
それが政治家たちの責務なのに…………何故しない………
 
 ※思いは人それぞれです。 これは当然ながら「個人的見解」と言う事で………
  記載内容に、誤解があったなら、お詫びいたします?(念のため…)
 
 ●ウクライナへの間接的支援のために「節電」しましょう(3/15:ブログ)
  我が家の節電等:(責任をもって節電する所存です?………)
 
 * この町で生きつづけるよ荷風の忌
          2022.04.27/moai291