どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「恩は石に (慈30) 」

「恩は石に刻み、恨みは水に流す」 (高田好胤) *奈良・法相宗総本山薬師寺の第127代管長 大正13年、大阪市生まれ 金堂、西塔、中門、回廊などの再建を実現 俗人(凡夫)は、「恨み骨髄」との言葉がある様に なかなか水に流すことなど出来ないものです。 …

「究める (慈29) 」

「未だ得ざるを得たると謂い、未だせざるを 証せりと謂えり」 (法華経) 凡夫は、いい加減なところで、分かったつもりでいる。 何もマスター出来ていないのに、出来たと思い込み、 理(コトワリ)を理解していないのに既に悟ったと 思いあがっている者は多い。 …

「平等 (慈28) 」

「嫉妬の心は彼岸(ひが)より生ず、平等を得れば すなわち嫉妬を離る」 (空海:弘法大師) *空海は日本での真言宗の開祖、密教を導入した人。 「わが心空の如く、わが心海の如く」から空海と名付けた。 自分と他者を比較し、区別するこころを持つと その…

「裏を見せ (慈27) 」

「如何にして真の道にかなひなむ、 千歳のうちに一日なりとも」 (良寛和尚) *江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家。 良寛和尚は、「一日でもいい、仏法に叶った生活がしたい。 どの様にすればいいのだろうか」 と自省しています。 良寛和尚の…

「クドイ (慈26) 」

「一つの事を聞きていつも珍しく初めたるように 信のうえにはあるべきなり」 (蓮如上人) *室町時代の浄土真宗の僧。浄土真宗・本願寺中興の祖。 同じことを何度も聞いたとしても、初めて聞いたように 新鮮に受け止めるべきであると言っています。 信仰と…

「師匠 (慈25) 」

「若し全肯すれば、即ち先師に辜負(コフ)す」 (洞山良价) *中国の唐代の禅僧、曹洞宗の開祖 洞山禅師は、師匠の説法等について、 「半分は認め、半分は認めない」と言っています。 師匠の説法等をそのまま受け継いだとしても、 それをどのように生かすの…