「戒あって犯する者は、戒なくして犯せざるに勝る」
智顗(チギ)
天台宗の「五戒」とは、
1. 命のあるものを、むやみに殺さず、積極的に生かす。
2. 与えられないものを、強引に手にいれない。
3. 情愛は社会の秩序、子孫繁栄の元と心得る。
4. 常に真実を語り、正しい行いをする。
5. 自制心を持ち、よこしまな考えをしない。
正しい安定した生活を送るには、「戒」が基本とならなければ
ならないとしています。
常に心身の平静に心掛け、正しい行動をとれる状態にするよう
説いています。
「戒あって犯する者」 との解釈は困難である。
そもそも 「戒」 がある者は、どの様な過ちを犯すと言う
のでしょうか。
「戒」ある者ならば、そもそも過ちを犯す事など
無いのでは?
「戒あって犯する者」の方が悪質との考え方もあります。
いわゆる 「確信犯」 と言うやつです。
これは 「凡夫のつぶやき」 にすぎないのでしょうか………
風邪は風 癒えぬ夏風邪 今もなお
2020.06.26 moai291