どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「敵・味方 (慈24) 」

  「原爆、水爆は味方を救うことができても、

   敵を救うことはできぬ。 敵も味方も救うことが

  できるのは坐禅のみである」  澤木興道老師)

 

  *明治から昭和を代表する日本の曹洞宗の僧侶。

 

 原爆、水爆は、「敵・味方」 双方ともに救うことは

出来ないものと、私は思います。

 

 導師は、「敵・味」ともに救うことができるのは坐禅のみ

であると強調したかったので、あえて「原爆、水爆は味方を

救うことができても~ 」との表現にしたのでしょう。

 

 本当は「原爆や水爆では、味方さえ救うことは出来ない」と

言いたかったのでしょう。

 

 武器により 「本質的に人を救う事」など到底できない

のは、自明の理です。

 

 導師は、「敵も味方も救う事」が出来る 理や方策、

本当の調和は 「禅」 にあると説いています。

 

 人(凡夫)と言うものは、どうしても現実の状況を考え

すぎてしまいます。

 

 広島市では、当時の被ばくした路面電車がまだ

走っているそうです。

 

  被爆電車650形 街に消ゆ

         2020.06.28 moai291