どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? ハカドラナイ話…」

  【今日の俳句】:端居(夏)
    端居して 今日は静かに月命日
     *端居:室内の暑さを避けるため、縁先などの
          風通しの良い座で涼をとること。
 
  【今日の川柳】:破壊的動き
    これからは「動くお墓」がトレンドだぁ
 
  【今日の思込】:責任者は誰もイナイ…
 
   工事着工から18年、
  今だに開通しない道路がある。
 
   全体の整備はホボ完成しているのも関わらず、
  未開通の箇所が東京都練馬区内にある「放射第7号線」。
 
   東京都は千代田区九段北から
  練馬区西大泉までを結ぶ延長約19.3kmの
  都市計画道路は、将来的に都心から
  埼玉県狭山市までつなげる計画らしい。
 
   そもそも、放射第7号線は終戦後すぐの
  1946年に決定した都市計画。
 
   その開通を妨げている理由は
  「お墓」らしい……
 
   計画路線の道路の真ん中に、
  約200基もの「お墓」がある。
 
  
      (画像はネットから……)
 
   このお墓の立ち退きが進んでいないため
  道路も全通できない状況が続いている。
 
   お墓がある場所は500年以上前に
  創建された由緒あるお寺がある。
 
   お寺側は立ち退き自体には同意しているものの、
  お墓の移転をめぐってさまざまな問題があり
  立ち退きが難航している様です。
 
   東京都はお寺の本堂と道路計画に
  かかる部分のみの移転を求めている
 
   約200基のお墓のうち都市計画道路
  かかっているものは約130基、
  残りの約70基のお墓については
  移転の対象ではない。
 
   これに対して住職は、本堂とすべての
  お墓を合わせて一つのお寺と考えている。
 
   東京都から提示された代替地では
  すべてのお墓が移転できず困難との
  見解を示しているそうです。
 
   この問題点に関しては
  公共の利益を勘案して、東京都が
  本堂とすべてのお墓を合わせて
  収用すれば解決する話。
 
   残る問題は、
  お墓の移転に際して、お墓の持ち主全てに
  「改葬」と呼ばれる手続きの同意を
  得なければならない事でしょう。
 
   お墓の権利?のある親族の特定が
  困難なケースも多いようです。
 
   もし仮に移転条件がまとまったとしても、
  お墓の移転には膨大な手続き・労力が必要となるため、
  開通までにはこれからも長い時間を要する事でしょう。
 
   都の担当者も、何年か経てば
  自身も違う部局に配置換え(異動)
  なるので、この案件を先延ばしにする
  傾向があるのでしょう……
  (作業が進捗しない一番の要因はコレかも?)
 
   しかしこの問題にかかわらず、
  「お寺側」としては、お墓の所有者等を
  確実に把握しておく事は、義務なのかも……
  (そうは言ってもねぇ~)
 
  なかなか「ハカドラナイ」話…デシタ……
 
 *「何これ?」:良きもの
     自分は一万年も生き永らうことになっている、
    とでもいいたげな生活態度はとるな。
    死すべき者の避くるべくもない運命は
    間近かに迫っている
      (マルクス・アウレーリウス)
  ●思いは人それぞれです。内容は当然の事ながら「個人的見解」と言う事で…