どういう意味?

「ことば」の解釈斜め読み

「これ何? 企業版ふるさと納税」

「何これ? 」:分かち合い
 
 「物惜しみする人々は、天の神々の世界に
  おもむかない。しかし心ある人は喜んで
  分かち合うので、そのゆえに来世には
  幸せとなる。」  (釈迦)
 
 惜しまずに、他に与える善行の報いは
 己に返ると説く。
 
閑話休題:「企業版ふるさと納税
 
 「企業版ふるさと納税」は、国が認定した地方公共団体
地方創生プロジェクトに対して、企業が寄附を行った場合に、
法人関係税から税額控除する仕組です。
 
 2020年度から制度が改正され、従来は企業が自治体に
寄付を行った際に控除される金額が、最大9割に引き上げ
られました。
 
 自治体が作成した「地方版総合戦略」に位置づけられ、
内閣府による認可を受けた事業が寄付対象とります。
 
〇事業例(抜粋)
 ・北海道:「先人から受け継いだ財産を次世代に
       つなぐプロジェクト」
 ・秋田県:「世界遺産白神山地保全を通じて「高質な田舎」を
       実現するプロジェク」
 ・京都府:「文化レジリエンスプロジェクト」
 ・福岡県:「ジュニアアスリート育成強化事業」
 
 癒着を防ぐため、自治体が寄付企業に対して
補助金を出すことなど、経済的な見返り行為は
禁止されている様です。
 
 「脱炭素取り組み支援」で、ヤフーは、全国の8自治体に対し、
約2.5億円の寄付を行っているそうです。
 
その他の寄付実施企業としては、
 アイシン・A・W工業、アサヒビール (株)、(株)ツムラ
 (株)ニトリホール ディングス、
 あいおいニッセイ同和損害保険(株)  等があります。
 
 各企業とも、「内部留保」に熱心になるのではなく、
この様な寄付行為にも、目を向けて欲しいものです。
 
 * 枯野にも命生まるることのあり
             2021.09.02.moai291